葡萄品種 2014/10/26 更新
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ギリシャの赤ワイン用品種。ペロポンネソス半島ネメアでの栽培が多くネメアNemea種ともいわれる。多様性のあるワインを造りだすが、海抜450m〜650mの畑が長熟で洗練されたものになる。ギリシャ特選の赤品種と言っても過言ではありません。古代から知られており、深く濃い赤色のワインになることから、このブドウは「ヘラクレスの血」と呼ばれる。 |
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白ブドウ。イタリア、マルケ州ペーザロ地方固有の白ブドウ土着種で、「コッリ・ペサレージ・ロンカリア」DOCの主流品種となっている。以前トレッビアーノ・トスカーノと見まがわれ、2002年にミラノ大学によるDNA検査でペーザロ地方固有の品種アルバネッラと認定された。
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白ブドウ。スペイン、リアス・バイシャスの白ワインを造る。リアス・バイシャスDOのあるガリシア地方原産の品種と考えられ、この地のブドウ栽培面積の96%を占める。この地以外では、ポルトガル北部で極少量栽培される程度のローカル品種。また、栽培方法も日本の棚仕立てに近い、半棚仕立て方式(パーゴラ仕立て)。 |
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アレーニ・ノワールは世界で最も古いブドウ品種の一つで数千年前からアルメニアで栽培されてきた原産品種(自根)。病害に非常に強く、厚い果皮を持つことから標高1,400mに位置する畑の昼夜の気温差が20度程となるヴァヨツ・ゾルの気候環境にも耐え、独特のフレッシュな味わいを保ちます。
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ポルトガルの白ブドウ。ダン地方の白ワインを語る際に、必ず出てくる品種。ダン地方の最上級クラスの白ワインに代表される品種です。収穫量が多く、糖分と酸味のバランスがとれています。酸化しにくく、収穫してから1〜2年たってからピークを迎えるような、熟成するワインに向いています。ダン地方では、エンクルザードは伝統的に多品種(アサリオやビカルのような)とブレンドして使われます。
強い個性と、調和のとれたアロマ、味わい、シトラスのヒント、苦味のあるリンゴ、そしてミネラルのニュアンスのある白ワインができます。
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白ブドウ。フランス。芽が出るのが遅い品種で、明るい黄色いオイルのような色の果実で斑が多くみられる。主にアルザス、ロレーヌ地方で栽培されているが、繊細なマルサンヌといった味わいとなり、木質感をもった果実で、しとやかで個性を主張するタイプの品種ではないので、主に補助品種として扱われることが多く、単一品種からのワインは少ない。ワイン産国としてはマイナーだが、ルクセンブルグでは、リースリングとともに、この国を代表する品種となっています。とりわけ河沿いの南向きの急斜面で栽培されたものはヴァラエタル・パフォーマンスを発揮しています。 参考ワイン⇒ヴィニョーブル・ギョウム、オーセロワ |
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黒ブドウの国際的品種。ボルドーの中心的品種だが、ワイン新大陸といわれる地域も含め、この品種が栽培されていない国はない。晩熟だが、力強くなめらかなタンニンをもち、長期熟成に向くワインとなる。
(下記は、ヒュー・ジョンソン氏のセミナーでのコメント) |
カベルネ・ソーヴィニヨンは、カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブランをかけ合わせた品種です。今では、ボルドー地方の主要品種としてあまりにも有名ですので信じられないかもしれませんが、このカベルネ・ソーヴィニヨンがボルドー地方で使われ始めたのは最近のことです。ボルドーワインの名声は、まだカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられる前の、マルベックや他の品種が植えられていた頃にすでに確立されていました。このことから、ボルドーの赤ワインの質というのは、品種ではなくテロワールによるものだということがわかります。具体的には220年前、つまり1780年ぐらいまでは誰もボルドーでカベルネ・ソーヴィニヨンを植えていませんでした。ところがある時、シャトー・ラトゥールのマネジャーが、パリに住んでいるオーナーに次のような手紙を送りました。「私はマネジャーとして、このシャトーの一番よい畑に、カベルネ・ソーヴィニヨンを植えることを決めました。なぜならこのぶどうからは、いつでもベストなワインを造ることができるからです。」これがボルドーでの、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培の始まりだったわけですが、この時から数えてたった40年で、カリフォルニアでもカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられました。ということはこのぶどうに関しては、フランスとカリフォルニアではそれほど大きな時間的な差はなかったということです。 |
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白ブドウ。イタリア、ヴェネート州の量産品種。もうソアヴェ種と呼んでいいほどソアヴェSoaveの主要品種となっている。 |
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黒ぶどう。スペイン、アルマンサD.O.を代表するブドウ品種。
19世紀後半、フランスでプティ・ブーシェとグルナッシュの交配により誕生。フィロキセラ禍の時代にスペインにもたらされました。果肉まで赤いため色の濃いワインが出来ることが特徴です。別名アリカンテ・ブーシェとも呼ばれる |
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ギリシャで最も素晴らしい北大陸性の気候で育った最良質の赤ワイン用品種。ロゼやスパークリングにも利用される多様性に富んでいるが、ナウサやグーメニッサではフルボディの最高の赤ワインを作り出す。皮が薄く、酸が高い。渋味は少なめだがタンニンが強い。若いうちはさくらんぼのような赤い実のフルーツと類似し、熟成の過程で大陸的で堂々とした風味を帯びる。この特徴からピエモンテのネッビオーロと似ているといわれ、良くできたクシノマヴロはバルバレスコと比較する人もいるそうである。低温で醸し、辛いタンニンを抑えて醸造すると、複雑でエレガントなブルゴーニュのスタイルにもなる。 |
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黒ブドウ。イタリア、ヴェロネーゼとの呼び名からもわかるようにヴェネート州の限られた地域で栽培される。バルドリーノ、ヴァルポリッツェラの推奨品種。アマローネをにする過程で乾燥過程で「貴腐ぶどう」化し、香りとこくのあるワインを造る品種として珍重されています。参照マァジ・アマローネ 、アッレグリーニ・アマローネ |
- 白ブドウ。ショイレーベはシルヴァナーとリースリングの交配品種で、リースリングよりずっと成熟する生産性の高い複製である。ショイレーベのワインはそれ自体の豊かな、黒スグリまたはさらに濃厚なグレーブフルーツの独特の香味がある。酸はおそらくリースリングほど高くはないが、瓶内でワインを何年もの間保存するに足るほど充分なものである。
⇒クラッハー、1999 ショイレーベ トロッケン・ベーレンアウスレーゼ ZDS No. 9
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白ブドウ。イタリア中部の重要な白品種。オルヴィエート、キャンティ、ソァーヴェに用いられるが、超一流のワインを造るにはいたらないといわれる。うまく性格を引き出したものはライトであれフルであれ、澄んだ香しい若葉の香りが豊か。トレッビアーノ・ディ・ソアベ、トレッビアーノ・モディネーゼ、トレッビアーノ・トスカーノ、トレッビアーノ・ロマニョーロ、トレッビアーノ・ダブルッツオなど各州のDO名がある。オルビエートでは「ブロカニコ
Brocanico 」とも呼ばれる。 |
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白ブドウ。スペイン、アンダルシア地方で主に栽培され、シェリーを造る。特に最高級のフィノやアモンティヤードに欠かせない存在。 |
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白ブドウ。スペインの中央に大きくひろがるメセタと呼ばれる台地北西部原産と言われる品種。一番成功しているのはメセタ南東部のDOルエダ。アルバルーニョと並ぶ高級白葡萄品種です。フレッシュで芳香に富み深いコクと酸にも恵まれたワインになります。この品種のおかげで、スペインの白ワインに繊細さが添加されたと評価されている。樽熟成させるとナッツの風味を楽しめるという。 |
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一見、黒ブドウと見間違うほど濃いローズ色をしたブドウだが、ギリシャの白ワイン品種。素晴らしい酸度と高いアルコール度数、強い香りをもつ定評ある辛口白ワインを造る。マンディニアQ.P.A.Pワインやペロポンネソス地方で多く栽培されている。最近の人気品種のひとつで、この品種でつくる発泡ワインも多い。 |
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黒ブドウ。ロンバルディア、ヴェネート州などの北部イタリアのかなり広い地域で栽培される典型的な品種。ワイン全体をバランス良くまとめる役割を果たし、アルコール度を高くする目的で使用されると言われる。地元でロッサネッラまたはロッサーナと呼ばれる場合もある。 |
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ギリシャのブドウ。デラウェアに似たローズ色(甲州ブドウに似た色)をした白ワイン品種。最も古い白品種でアハイア地方が原産。気候に順応するため、現在ギリシャ全土で栽培されている。標高の高い地域のロディティスは、酸、アルコール度数、香りのバランスがとれた素晴らしい辛口白ワインになる。遺伝子の突然変異を起こしやすい品種で、ギリシャでは様々な名称(クローン名)で呼ばれています。 |
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黒ブドウ。イタリア、ヴェネート州の広い地域で栽培されており、それぞれのDOCの推奨品種ともなっています。ワインに色とタンニンを与える品種。 |