南イタリア・プーリア州
プリミティーボ種の熟成ワインの魅力

コッピー　ヴィーニ・デル・マルケザート “ヴァニトーゾ”　プリミテーボ・リゼルヴァ ジョイア・デル・コッレ Coppi. Vini del Marchesato "Vanitoso" Primitivo 1994 Reserva Gioia del Colle D.O.C 産地 ： イタリア、プーリア州（１６）、バリ県トゥリ 生産者 ： コッピィ社 ブドウ品種 ： プリミティーボ種 アルコール度 ： １４％

オレンジがかったガーネット色で、薄く、完璧に熟成した色合い。火を通したパプリカやドライトマト、わずかになめした皮の香りもあります。カドが完全に消え去り、丸みを帯びたタンニンは甘くなまめかしくもあり、うっとりとする余韻に続きます。
ニンフのようでもあり、はたまた妖しく誘う美女のようでもある、この熟成したプリミティーボのワインは南イタリアの文化の底力・魅力を存分に伝えてくれます。久しぶりに味わった熟成ワイン。大ぶりのワイングラスで是非！
（2003/10/03、1991ヴィンテージをテイスト）

イタリア半島のカカトの部分がプーリア州。サン・マルツァーノのトマトの生産で有名な州でもあります。州都バリのあるバリ県は州の中程にあたり、アキレス腱にあたる位置になります。

海抜２５０m、街の中心部から南東へ３０km、バリ地方の農業地トゥリ。コッピィワイナリーは1752〜1938年の間この地を統治してきたVenusio侯の後、ワイン醸造家アントニオ・コッピィ氏がこの豊かな農地を引き継ぎ、やがてこの地方のワイン造りを統率するようになりました。近年、コッピィはプリミティーボ種やアレティコ種の研究を続けており、こうした地中海在来種の品質向上に貢献することにより、地中海文化の保護・革新につながると信じています。（インポーター・リリースシートより）