パッソピシャーロ、コントラーダ
ランパンテ シチリア・赤
Passopisciaro.Contrada
2009 Rampante Sicilia Rosso I.G.T
産地 : イタリア、シチリア州(19)エトナ山の北側斜面
畑 : 海抜1000mのランパンテ畑
生産者 : パッソピシャーロ(アンドレア・フランケッティ氏)
土壌 : 溶岩灰
植密度 : 本/ha
ブドウ樹齢 : 80〜120年
責任者 : リンチェンツオ・ロマウロ
ブドウ品種
: ネレッロ・マスカレーゼ100%
アルコール度: 15.0%
容量 : 750ml
生産量 : 1,500本
タイプ : 赤ワイン。 フルボディ
|
|
〜フランケッティ氏コメント〜
畑名の意味は「高山で斜面をよじ登る動物」。おそらく一番高い位置にある畑(海抜1000メートル)であり、現在も耕作中である。ソリキアッタの町を見下ろしながら溶岩でできた斜面を登っていくと、急勾配の場所に北北東向きの段々畑がある。すでに枯れかけていた古い畑であったが、新規開拓者によって生まれ変わった。土壌は砂礫質で、大昔の流れ出した溶岩が酸化したことで、他の土地よりも白みがかっている。ワインはとてもすっきりとしていて、しなやかさと長命に耐える白ワインのような感じが若干うかがえる。最も収穫の遅い畑。
「コントラーダ」とは、イタリア語で「名前がついている畑の区画」のことを意味します。
4つのクリュがあり、樹齢80〜120年という古木からなるネレッロ・マスカレーゼ100%で、中にはプレフィロキセラの木も含まれているとのこと。それぞれ1500本ずつという極めて少ない生産量となっております。パッソピシャーロが「全体の調和」を目的したワインであるとすると、コントラーダはそれを構成する「部分の個性」を表現するワインであると言えるでしょう。
|