Wine List 【 F-3210 】

自然を醸す、完熟ソーヴィニォンブラン
サンセール概念を上回るスケール
Les Monts Damnes

 

「コタが造るものより偉大なサンセールはない」 
ロバート・パーカー著 ワイン・アドヴォケートより

パスカル・コタのサンセールは、サンセールがいかに素晴らしいかをよく表しています。今ではサンセール中で当たり前になっていることですが、単一畑のぶどうを用いてワインを造ったのはコタが初めてでしたし、最初にフィルター処理をしないで瓶詰めをしたのもコタでした。畑はサンセールの中でも最良の畑の一つに挙げられ、手作業でないと作業ができないほどの急斜面に位置します。

コタはこの自然を生かして有機栽培を実践し、丁寧な管理・収穫を行っています。また収穫も遅摘みにすることで最良のブドウを造り出すことに成功しました。ブドウは全て小型の古典的なバスケット・プレス(高級シャンパン・ハウスで使用しているものと同じ)を使用し、人力で圧搾されます。これは非常に穏やかな圧搾工程で、高品質のマストが得られます。ワインは全て樽発酵が行われますが、独特の醸造技術で樽を感じさせないまろやかな味わいを醸し出しています。樽熟成の後、乳酸発酵、濾過処理は行わず、月の満ち欠けによって瓶詰めを行います。これらさまざまな努力により長期間の熟成にも耐えるに逸品を造り出しています。サンセールが熟成するかどうかが議論になっていたとき、ソーヴィニョン・ブランが非常によく熟成することの最適の例として、決まってコタのワインがよく引き合いに出されます。ロバート・パーカーが「私が口にしたことのある最良のソーヴィニョン・ブランの一つである」と評するほど素晴らしいワインを産出しています。

ある若い有名な造り手が、「どうやってこの素晴らしいワインを造ったのか?」と聞きました。コタは「ただ私は叔父さんのワイン造りを真似ただけだ」と答えました。このことを聞いて、若い造り手は、テロワールに忠実に造ることと古典的な醸造の偉大さを痛感したのです。このようにパスカル・コタの実直に伝統を受け継ぐワイン造りの姿勢がサンセールでの偉大なワインを生み出しています。(インポーターのリリース・シートより転記)


 

パスカル・コタ、 レ・モン・ダネ
サンセール 白

Pascal Cotat. 2019 Les Monts Damnes
Sancerre Blanc


産国

フランス、ロワール地方中央地域

産地呼称

サンセールAC

生産者

パスカル・コタ

畑総面積2.5haのうち、モン・ダネの畑は55%を占める

品種

ソーヴィニォンブラン100%

樹齢

約44年

栽培

ビオデナミに則り、無農薬

醸造

樽発酵、樽熟成。マロラクティック発酵は行わず、ノンフルターでボトリング。全ての作業は月暦に則り行われる

アルコール度

13.5度

容量

750ml

年間生産本数

不明

タイプ

白ワイン。辛口

ビオデナミ

サービス

11℃〜13℃。 now〜2025

保存方法

保存する場合は紫外線を避け、冷暗所に。

 
★参考:
パーカーポイント91点 eRobertParker.com #190 2010年8月
パスカル・コタの2009サンセール・レ・モン・ダネは9月25日にすでに収穫されている。ひときわ際立って淡い緑/金色で、アルコールは14.5%。この畑からはめったに感じないトロピカル・フルーツが溢れる。パパイヤ、キンカン、グレープフルーツ、ライム、ペルシア・メロンとパッション・フルーツがすべて混ざり合い味わいに表れる。豪華でグリセリンを感じる豊潤な味わいは、余韻長く、こくがあり、果汁溢れる。やや温かい熱を感じるフィニッシュに続く。蒸留されたハーブのエッセンスの特徴がふんわりと感じられ、クラシックなチョークや塩味、ロブスターの殻の甘い風味が表れ、完全に熟したワインがもつ、際立ったミネラルの奥深さがある。魅惑的なワインだが、完全に熟してアルコールも高いので、料理の合わせ方や、保存の仕方に細心の注意が必要だ。

  

 

 ■□■□ パスカル・コタのワイン □■□■

F-3210 パスカル・コタ、レ・モンダネ AOC

F-3211 パスカル・コタ、ラ・グラン・コート AOC 

F-3212 パスカル・コタ、シャヴィニョール ロゼ Vdt


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