Wine List 【 i-0528 】 Vnt 2002
【 i-0528b 】 Vnt 2003

少量のメルローは「レディ・ガッフィ」の2番しぼり


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トゥア・リータ(ステファノ・フラスコッラ)
ロッソ・ディ・ノートリ
トスカーナ 赤

Tua Rita (Stefano Frascola)
Rosso dei Nitori
Toscana I.G.T

産地 : イタリア、トスカーナ
生産者 : トゥア・リータ(スレファーノ・フラスコッラ)
ブドウ品種 : サンジョベーゼ主体、メルローカベルネ・ソーヴィニヨン 
アルコール度 : 13.5% 
生産量 : 約12,000本
熟成 : 20%2年落ちのバリックで約3-4ヶ月

“ロッソ・ディ・ノートリ”はトゥア・リータのオーナー「シニョーラ・リータ」さんの娘婿のステファーノ・フラスコッラさんが造るワインでトゥア・リータのワインとは一線を画するもの。しかし、トゥア・リータの次世代を担うのはステファノさんであり、トゥア・リータの全てを用いて造っている。ステファーノさんは控えめなのか、マスオさん的遠慮からか、“ノートリ”をトゥア・リータのセカンドラベルと言ってはいるが、少量加えられたメルローはレディ・ガッフィの2番しぼりを使用。完ぺき主義の彼のワインに対する姿勢は誠実で着実。品質と価格にそれが表れている。

昨年、「レディガッフィ 2000」でロバートパーカーが100点をつけたのは記憶に新しい。 それはイタリアワイン業界において記念すべき大きな出来事であり、このワイナリーが単なるモーダ(流行)ではなく今後イタリアを引っ張っていく、キーワイナリーであることを証明した。

 
↑ステファノ・フラスコッラさん

 


↑バリックの部屋&テイスティングルーム

 


↑カンティーナ

 


↑トゥア・リータの畑

エノロゴは数年前にルカ・ダットーマからステファノ・キオッチョリに変わったといういきさつはペルラート・デル・ボスコ・ビアンコのところで記したことですが、その後ろでしっかりとこのワイナリーをささえ、現在も総指揮をとる重要人物は、ステファノ・フラスコッラさん。

以下インポーターがトゥア・リータを訪問した際のインタビューを転記してみました。

ステファノ・フラスコッラさんはシニョーラ・リータのお嬢さんのご主人。 彼の完璧主義は業界では有名だそう。葡萄畑も無駄なく完璧に整備され、その様はどのワ イナリーと比べても素人目にもはっきりと違いがわかる。
ステファノ・フラスコッラ氏と仕事で接している以上、イタリア人のステレオタイプ的陽気さとかアバウトさという部分は見れそうにないのが残念だが、こちらが尋ねる一つ一つの質問に対する回答に彼の人間 らしさ、そして謙虚さ、ワインづくりに対する熱い思いが伝わってくる。今回そのいくつかをご紹介したい。

<<2003年4月のインタビュー>>
Q:トゥア・リータブランドとご自身のワイナリーステファノ・フラスコッラのワインは、ワイナリーはどうのようにちがうのですか?
A: ステファノ・フラスコッラのロッソ・ディ・ノートリはトゥアリータのワインのセカ ンドと思ってください。トゥア・リータブランドで使わなかった葡萄、メルローは「レディ ガッフィ」の2番搾りを使用してます。っていってもレディ ガッフィは本当に本当にソフトプレスだからここに入っているメルローも品質的に素晴らしいものです。カンティーナの設備、その他は全てトゥア・リータのものを使っています。

Q: アジィエンダ・アグリコーラ ステファノ・フラスコッラは今後どのように発展して いくのでしょう?
A: うーん、それは畑がどのように育つかにもよるし、収穫にもよりますね。

Q: トゥア・リータのセカンドブランドから独立することはないのですか?
A: それは考えていません。ステファノ・フラスコッラはあくまでセカンドです。

Q: イタリアでなかなか良い白ワインをつくるのは難しいのでは?今後のポテンシャルについてどう思われますか?
A: 自分の意見としては、白ワインは手間がかかるし、むずかしいですが、リータが白ワインに夢中なのです。(若干養子マスオさん的な気遣いがあるのでしょうか・・・?)しかし私もスヴェレートは「トスカン・スタイル・ホワイト」としてポテンシャルがあると思います。ペルラート・デル・ボスコ ビアンコはカジュアルに飲んでいただけるコストパフォーマンス重視の白です。

Q: ワインづくりにおいて一番大事だとおもわれることは何ですか?
A: 1.農業をすること 2.どんな小さな変化にでも気づけること 3.伝統

(3番目の「伝統」という言葉を彼はどのような気持で答えたのだろうと思う。 新興ワイナリーの代表ともされるこのワイナリーの「伝統」は彼によって作られていくのだから。)
さて、最後に「日本のお客様に何かメッセージはないですか?」の問いに対して
「我々のワインに興味をもって頂いている日本のお客様が、私達が毎年の収穫に見出した ワインの品質にご満足していただければよいなと思います。」

言葉を選んで答えてくれたのがとても印象的だった。正直に2002年は良いヴィンテージではなかったと言う。しかし、良年ではなかった2000年ですごい力を見せつけたこのワイナリーの実力を確認したい。

その他取扱いのトゥア・リタのワイン
i-5456 ペルラート・デル・ボスコ・ビアンコ
i-0528 ステファノ・フラスコッラ(トゥア・リータ)、ロッソ・デイ・ノートリ
i-0702 トゥア・リータ、ペルラート・デル・ボスコ・ロッソ
i-0703 トゥア・リータ、ジュスト・ディ・ノートリ
i-0706 トゥア・リータ、レディガフィ

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