WineList 【 Nz-013 】

3回目の収穫はプロヴィダンスの域に届かなかった!
Marangai

 

ヴルティッチ氏が理想を追い求め、生まれた「奇跡の味わい」は、1993年のファースト・ヴィンテージ以来、ニュージランドの枠を越え、世界中のワインラヴァーに愛されています。


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プロヴィダンス・ヴィンヤード
マランガイ
マタカナ

Providence Vineyard
Marangai 1995
matakana

産地 : ニュージーランド北島、オークランド、マタナカ地区
生産者 : プロヴィダンス・ヴィンヤード社
(ジェームズ・ペーター・ヴェルテッチ氏)
品種 :  カベルネフランメルロマルベック
収穫 : 手摘み
発酵 : 木製の大樽で21日間発酵。その間4時間ごとに手作業でピシャージュ。
熟成 : 100%フレンチオークの新樽で24ヵ月の熟成。熟成中も3ヵ月ごとに澱引きを行い、2回目の冬に清澄して瓶詰め。
アルコール度 : 13.5%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。 ミディアムボディ
 無農薬、亜硫酸も無添加
入荷 : 2016年3月中旬。インポーター:フィラディス 

生産者のヴィンテージコメント
開花は非常にウェットコンディションで始まった。これは雨、雲量、日照不足で新しいレコードを設定するのには初夏まで続き。非常に困難なヴィンテージは、満足のいく果実品質を保持するため摘果。収穫後にさらに厳しく選果。気象条件が望ましくなかった。
その結果ワインはプロビデンスの標準まで達しなかった。マオリ語で雨を意味する Marangai として全てリリースし、プロヴィダンスは生産しなかった。
テイスティング ノート:香はしなやかなオークの新鮮なトーン。タバコのニュアンス、柔らかいフルーツ、そして僅かにオークのニュアンス。青さを感じさせるフィニッシュ。つまりプロヴィダンスよりは軽い。
  
 
オーナー兼醸造家のJ.P.ヴェルテッチさんは、弁護士。と聞くと人生の成功者のステイタス・シンボルとしてワイナリーを持ったのかと思うでしょうが、そうではない。彼はただ自分のワインを造りたくてブドウ畑をもったのです。オーナーではあるが使用人は一人もいないという。オークランド北60kmの地の2ha牧場を購入したのが、1990年。そして3年後の最初に収穫したワインから、彼のワインはニュージーランドでNo1の評価を獲得してしまった。
ヴェルテッチさんはクロアチア移民の3代目。祖父、父親はカベルネソーヴィニォンを中心とした栽培(これは現在、兄が経営しているという)だが、ヴェルテッチさんはメドックよりサンテミリオンのワインが好きという嗜好から、ブドウの作付け割合は、当初メルロ70%、カベルネフラン20%、マルベック10%で、カベルネソーヴィニォンは植えられていない(その後シラーを植栽した)。
そして彼のワイン<プロヴィダンス>の最大の特徴は、醸造の過程で使われる酸化防止剤の亜硫酸をまったく使わないことである。彼は、「よいブドウを作ることができれば、あとは何も手だしすることはない。完熟したブドウを作ることだ」という。

 

マタカナと呼ばれるこの地域は、かってマリオ族が暮らしていた土地で、19世紀中頃から20世紀初頭には、この北島・オークランド周辺には、ダルマチアやレバノンなどのブドウ文化圏からの移民が多かった場所です。唯一の大消費地・オークランドを控えているなどの理由で、ワイナリーが集中しており、ユージーランドワインの主産地でしたが、その後ギスボーン、ホークスベイ、マールボロに移ってしまい、1998年までは小さなワイナリーが4つ(計15ha)あるだけでした。このプロヴィダンスの成功で、その後3年間で11(計74ha)に増えました。ただ小さいエリアであるため、これ以上増えることはないようです。

 

  プロヴィダンスのワイン

 Nz-014 プロヴィダンス、フォー・アポッスルズ

 Nz-015 プロヴィダンス、シラー

  

 Nz-016 プロヴィダンス、プライヴェート・リザーブ 


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