ラギッシュ公爵の村名１級畑

ジョセフ・ドルーアン
マルキ・ド・ラギッシュ
シャサーニュ・モンラッシェ

Jseph Drouhin
Marquis de Laguiche
1999 Chassagne Montrachet A.C

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産地 ： ブルゴーニュ、コート・ド・ボーヌ地区
サｙサーニュ・モンラッシェ村１級マルキ・ド・ラギッシュ公爵畑
生産者 ： ジョセフ・ドルーアン家
ワインメーカー　：　ローレンス・ジョバール（チーフ）
ブドウ品種 ： シャルドネ種
アルコール度 ： １３．９％

ナッツ、新樽の香り。マロタクテック醗酵により柔らかな口当たり。樽からのタンニンの影響は気にならない程度で丁度良いアクセントです。『木樽の風味が果実味を消して支配的にならないようにする』意図はきっちり表現された結果でしょう。気品とエレガンスさを十二分に纏ったワイン。

インポーターの試飲会（2003/07/15)で、高輪プリンスの小飼さんは 『最高のシャルドネはこうあるべき、という見本のようなワインです。シャルドネのワインを造るマニュアルはこのワインの中にある。今すぐにでも飲めるおいしさですし、熟成も十分できます。ヴィンテージ（１９９９）もいいですね』　 と絶賛のコメントしておりました。

　シャサーニュ・モンラッシェは、コート・ド・ボーヌの南に位置し「コート・デ・ブラン」(白い丘)を構成する5つの村の1つです。赤ワインも造られています。白ワインは主に、茶色の粘土質と石灰質の土壌で育ったシャルドネから造られます。斜面は東または南東に面しています。シャルドネはシャルルマーニュ皇帝の好きなぶどうでした。彼は、修道僧たちに土地と醸造所を与え、ぶどう栽培を命じました。
ルネッサンスの時代、ブルゴーニュの貴族たちはこれらのぶどう畑と醸造所の所有を主張し、その一部は今日ドルーアンファミリーの所有になっています。この素晴らしい白ワインは、ル・モンラッシェの大部分を所有するラギッシュ公爵家の醸造所で造られます。1947年以来、ジョゼフ・ドルーアンは、このワインのぶどう栽培から醸造まで一切を統括しています。
ぶどうは全て手摘みして小さな木箱に入れ、ボーヌのジョゼフ・ドルーアン醸造所に慎重に輸送されます。ゆっくりとやさしく圧搾し、果汁は228Lの樫樽で発酵させます。新樽の割合はヴィンテージによって異なりますが、40％を超えることはありません。木樽の風味が果実味を消して支配的にならないようにするためです。樽の中で9〜10ヶ月発酵させます。
シャサーニュ・モンラッシェ・マルキ・ド・ラギッシュ、は緑がかった美しい金色をしています。香りはエレガントで、洋梨やヴァニラ、りんごのフレーバーが支配的です。とてもバランスが良く、まろやかで果実味豊かな後味が残ります。長い余韻と複雑さをもつこのワインは、ブルゴーニュの偉大なシャルドネの素晴らしい例です。（インポーターのコメントを借用）