Bourgogne

ブルゴーニュのワイン

ぶどう畑の総面積 : 24,000ヘクタール

総生産量 : 1,200,000ヘクトリットル

色別分類 : 赤48%、白52%

AOCの数 : 96、 VDQSの数 : 1


ブルゴーニュのワイン産地は、小さな区画の畑が複雑に入り組んでいて、多数のアペラシオンがあるので、ワインの愛好家をまごつかせる産地です。
高緯度に位置し、過酷な大陸性気候にもかかわらず、ワインの最高峰といわれるワイン群を生産し続けているのは、ローヌ河沿いに東、南、南西向きのなだらかな傾斜の丘陵の位置がわずかな太陽の光線も利用しているからです。そして、それぞれの特有の土壌、日当たり、ミクロクリマの違いにより数多いアペラシオンやクリュワインを生み出しています。

ブルゴーニュのブドウ品種

 

地区別によるブルゴーニュワイン

シャブリ地区
4000ヘクタール

ブルゴーニュの最北端に飛び地のように広がる栽培地で、粘土・石灰質の化石層の多いキンメリッジと呼ばれる土壌が特徴で、辛口の高級白ワインの代名詞とされてきました。
シャブリ・グラン・クリュ(特級)、シャブリ・プルミエ・クリュ(1級)、シャブリ、プチ・シャブリの4つのAOC等級に分けられています。

コート・ドール

コート・ド・ニュイ地区
1500ヘクタール

コート・ドールの北半分、長さ20km、幅800mほどの小地域。ほとんど赤ワインだけが産出される。ボーヌ地域のコルトンCortonを除いてブルゴーニュの赤ワインのすべてのグラン・クリュが揃っている。一般にニュイの赤ワインの方がボーヌの物より力強く長命です。

コート・ドール

コート・ド・ボーヌ地区
3000ヘクタール

ニュイに続くボーヌは少し大きい栽培地域で、化石層を含む石灰岩の土壌は、シャルドネの栽培に適し、ニュイとは対照的にミュジニィMusignyを除いてコート・ドールの白ワインのグラン・クリュがすべて揃っている。

オート・コート・ド・ニュイ
450ヘクタール

オート・コート・ド・ボーヌ
500ヘクタール

ブルゴーニュの地では、ローヌ河は北から南へ流れ、コート・ドールの黄金のブドウ畑もそれに平行して細長く続きます。このコート・ドールの畑を守るように丘陵の西斜面の高い位置(標高300mから400m)に連なる栽培地域で、軽い白ワインと素朴な赤ワインを産出します。

マコネ地区
5000ヘクタール

ブルゴーニュの南部1/4ほどを占める広い栽培地域で、白ワインがほとんどです。有名な産地としてプイィ・フュッセPouilly-Fuisse、プイィ・ヴァンセルPuilly-Vinzelles、プイィ・ロシェPouilly-Loche、サン・ヴェランSaint-Veranの村名AOCがあり白ワインのみを産出します。あとはこの栽培地域をカバーするマコン、マコン・シューペリュール、マコン・ヴィラージュのAOCがあり、白い花のように爽やかな風味があります。
赤はマコンAOCが認められており、軽快な味わい。

コート・シャロネーズ地区
1500ヘクタール

コート・ドールの南に続き、マコネまでの小さな栽培地ですが、地形・ブドウ畑の向きなどはさまざまです。ワインのほうも素晴らしい1級畑もあれば日常ガブ飲み物まである。
AOCはモンタニー、リューリー、メリュキュレ、ジヴリー、ブルゴーニュ・アリゴテ・ブーズロンがある。