産地 ： オーストラリア、西オーストラリア州、マーガレット・リバー
（畑は、兄夫婦所有のマンガン・ヴィンヤード）
生産者 ： カレン・ワインズ
ワインメーカー ： バニヤ・カレン
品種 ： マルベック　６０％、プチ・ヴェルド　４０％
アルコール度 ： １４．０％
樽熟成 ： ７ヶ月（新樽使用割合２７％）
容量　：　７５０ml
タイプ　：　赤ワイン。ミディアム〜フルボディ
2004年から全てビオに転換すると発表していましたので、たぶん2004ヴィンテージのワインの栽培から、醸造までビオデナミを用いているのでしょう。

　

紫の強い若い濃い色。熟したブラック・チェリー、甘草、ブラックペッパーの香りに、ヴァニラ、カシスリキュールのような凝縮した果実味が溶け込んでいます。丸いタンニンとしなやかな酸が柔らかい味わいと余韻を引き立てます。

紫がかった非常に濃いガーネット色。香りは強く濃縮感があり、ブラックベリーのリキュールにスミレのエッセンス、スペイス、ヴァニラ、ほのかなロースト香などが調和する。広がりのある、リッチでまろやかな味わい。タンニンは溶け込み、酸味も豊かで長い余韻。 ＜１８ point／20 ＞ ヴィノテーク2006/４月号、田崎真也氏コメントを転載。

カレンでは、2003ヴィンテージからコルク栓を止め、スクリュー・キャップを採用しています。リースリングやピノ・ノワールなど繊細なワインに対するコルクダメージを避けるためのものです。これはひたすら品質を追求したことによるもので、現在は、オーストラリアの多くのワイナリーの方向性でもあります。オーストラリアがワイン産地として若いことがもたらしてくれた、伝統に縛られないラジカルな結論です。