西オーストラリア州
( Western Australia )州都 : パース Parth

Aマーガレット・リバー(MargaretRiver)地区

南西オーストラリア・ゾーン

南緯35度57分 東経15度03分
標高40m

クィーンズランド州 ニュー・サウス・ウェールズ州 タスマニア州 ヴィクトリア州 南オーストラリア州 西オーストラリア州 1グレート・ササン 1グレート・サザン 6、スワン・ヴァレー 5、サウス・ウエスt・コースタル 4、パース・ヒルズ 3、ペンバートン 2、マーガレットリバー  

主なワイナリー:

アビィ・ヴェール・ヴァインヤード(Abbey Vale Vineyard)
アンバレー・エステート(Amberley Estate)
アッシュブルック・エステート(Ashbrook Estate)
カレン・ワインズ(Cullen Wines)
デヴィルス・レイヤー・ヴァインヤード (Devil's Lair Vineyard)
エヴァンス&テート・ワインメーカーズ(Evens and Tate Winemakers)
ファーモイ・エステート(Fermoy Estate)
グリーン・ヴァレー・ヴァインヤード(Green Valley Vineyards)
ホップス(Hopps)
ルーイン・エステート(Leeuwin Estate)
マリーブロック・ヴァインヤード(Marybrook Vineyards)
モス・ウッド・ワイナリー(Moss Wood Winery)
パロマーズ・ワイナリー(Palmers Winery)
レッドゲイト・ワインズ(Redgate Wines)
サンダルフォード・ワインズ(Sandalford Wines)
サンドストーン・ワインズ(Sandstone Wines)
ヴァス・フリックス・ワインズ(Vasse Felix Wines)
ワイルドウッド(Wildwood)
ワイズ・ワインズ(Wise Wines)
ヤンガラ・エステート(Yungarra Estate)

等があります。

この地区は、1965年からハロルド・オルモ教授(Professor Harold Olmo)とジョン・グラッド ストーンズ博士(Dr John Gladstones)が進めていた研究調査の結果から、良質なワイン生産の可能性がある産地として1970年代初めに高い評価を受けました。しかし、それから1980年代後半まで、ワイン生産の盛り上がりは期待がされたほどの勢いがなく、1990年代からようやく注目され始めました。今日では、オーストラリアで最も活気と人気のあるワイン産地となりました。この地区には素晴らしい各種のレストランがあり、観光地と宿泊設備にも恵まれています。当初は、力強さのなかに上品さをもつカベルネ・ソーヴィニョンが特産であるとみられていましたが、その後、白ワイン(特にシャルドネ、セミヨンとソーヴィニョン・ブランのブレンド)の生産も評価されるようになったため、各種の良質ワインを生産することのできる産地として知られています。北部と西部が海に接し、東西20km、南北約40kmとグレート・サザン地区の約1/4程度のエリアの小地区ですが、40以上のワイナリーがあります。

この地区は、オーストラリアの主要ワイン産地にはみられない海洋性の気候に強く影響されています。年間最高平均気温と最低平均気温の差は7.6℃しかなく、年間雨量1,160mmのうち、葡萄の発育期にあたる10月から4月までの降雨量は200mmと、地中海の気候に類似した特徴があります。最高と最低平均気温の差が少ないことからもわかるように、年間を通じて比較的に均一した暖かい気温が保たれます。一部の場所を除くと、春先に霜が降りることはほとんどありません。栽培上の問題は、葡萄の休眠期が短いことと、春の潮風が運ぶ塩の被害くらいです。総体的な気候は、暖かさの点からいうとフランスのポムロールやサン・テミリオンの乾燥した年とよく似ていると言われます。したがって、良質なカベルネ・ソーヴィニョン、メルローなどが生産されています。


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