西オーストラリアのワイン産業が、南オーストラリア州やヴィクトリア州よりも早く創立されたのは、あまり知られていません。植物学者トーマス・ウォーターズが、1829年にヴィニフェラ葡萄の苗木を運び、オリーブ牧場に地下セラーを堀り、オーストラリア最古のワイナリーを築いたのにはじまります。
それから135年間、西オーストラリアの商業的ワイン葡萄栽培はスワン・ヴァレーだけで行なわれてきました。その他の地区で葡萄栽培が始まったのは1960年以降で、急速に発展しました。現在も発展中で、マーガレット・リバー地区などはオーストラリアで最も高品質のワイン生産地域として世界のマーケットから注目されるほどです。