Veneranda Vite

デビュー僅か2年目で2010年版ヴェロネッリに初登場
いきなりイタリア全土17235本の中の22本≪イル・ソーレ≫に選出!
その後2度の≪スーパー・トレ・ステッレ≫を獲得し、毎年高い評価を受け続ける
【マルケの超極小ガレージ・ワイナリー】

ヴェネランダ・ヴィーテ

イタリアのマルケに本拠を置くヴェネランダ・ヴィーテは、僅か3.2 ヘクタールの畑で徹底的に質にこだわったワイン造りを.っている極小ガレージ・ワイナリーです。「成熟したブブドウ」を意味するヴェネランダ・ヴィーテは、イタリアでソムリエの資格を持つジョヴァンニ・バルビエーリとヴァレンティーナ・スパラチャーリ夫妻によって10 年前に設.されました。2006 ヴィンテージが初ヴィンテージとなる新進気鋭の蔵元です。デビュー2 年目となる2007 年物が、2010 年版の「ヴェロネッリ」に初登場。手掛ける3 種類のワインがいきなり93 点、91 点、90 点を獲得しました。しかも、フラッグシップワイン<アイ・ツゥ>が、毎年ヴェロネッリに掲載された全ワイン(17000 本前後)の中から20 本前後のみが選ばれる名誉ある賞「イル・ソーレ」を、イタリアを代表する巨匠ルチアーノ・サンドローネやアルジオラスと共に獲得したのです。

マルケでは巨人ウマニ・ロンキ、そしてカルトワイン<クルニ>を手掛けるオアジ・デッリ・アンジェリが最も良く知られています。ヴェネランダ・ヴィーテはデビュー2 年目、しかもヴェロネッリ初登場で、いきなりマルケを代表するこの2 つの造り手をねじ伏せ、.事..評論家ルイジ・ヴェロネッリの心をわしづかみにしたのだから度肝を抜かれます。造り手の心とマルケの自然の英知が詰まったクラフトワイン造りに拘るヴェネランダ・ヴィーテでは、有機栽培はもちろん全て手作業による畑作業を実践しています。1 株に4.5 房しか残さない収量制限に加え、25%ものセニエを敢.してワインを濃縮。しかもブドウを全く搾らずに醸造を.うため実際の収量は15 ヘクトリットルに近い驚異的な低さとなるのです。事実、3.2 ヘクタールから造られるワインはたったの5500〜6500 本です。また、ワインの名称やボトルプレゼンテーションにもアツィエンダの哲学が反映されています。アイ・ツゥ、アミルカル・リフレーソ、クレークソなど哲学的想像.を喚起させる名前、そして、知人の芸術家が描いたモダン・アートのイラストをあしらったラベルは、思わずジャケ買いしたくなるほど魅.的です。また最新のヴェロネッリの2014 年版では2010 年版に続き.度目となる≪スーパー・トレ・ステッレ≫を獲得。今や毎年、安定的な.評価を受け続けるワイナリーへと躍進しました。このマルケに生した超新星・超極小ガレージ・ワイナリー“ヴェネランダ・ヴィーテ”の現代的ワイン。

ヴェネランダ・ヴィーテはマルケの海沿いの町Montemarcianoモンテマルチャーノの丘に位置する小さなアツィエンダです。僅か3.2 ヘクタールの畑でブドウ栽培を.っています。主要栽培品種はモンテプルチアーノとラクリマ・ディ・モッロ。極僅かにカベルネ・ソーヴィニョンとサンジョヴェーゼも栽培しています。現在、Giovannni Barbieri ジョヴァンニ・バルビエーリとValentinaSparacciari ヴァレンティーナ・スパラチャーリの夫妻(写真右)がアツィエンダを経営しています。ジョヴァンニは地質学者で、妻のヴァレンティーナは生物学者です。元々アメリカ資本の化学会社で働いていましたが、ヴァレンティーナの父の引退に伴い、アツィエンダを継承してワイン造り始めました。アツィエンダのブドウ畑は40 年前から存在していて、ヴァレンティーナの父が所有していましたが、ずっと元詰めワインは造らずバルクワインとして地元で販売していました。しかし、10 年前に家業を継承した.人は新しい考えの元、Giancarlo Soverchia ジャンカルロ・ソヴェルキア博士の指導で、一部の区画にブドウ木を再植樹し、“ヴェネランダ・ヴィーテ”として新しく元詰めワインの生産に乗り出しのです。初ヴィンテージは2006 年物。ジョヴァンニとヴァレンティーナは.人ともイタリア・ソムリエ協会認定のソムリエで、ジョヴァンニは協会のオフィシャル・テイスターも務めています。アツィエンダの目指すワインは造り手の哲学と海沿いのマルケの畑の個性がワインを通して消費者に伝わる手作りのクラフトワインです。

 

ヴェネランダ・ヴィーテでは認証は受けていないませんが有機栽培を実践しています。またバイオダイナミック農法に使われるトクサやイラクサなどの調剤を用いたた防除処置も行うなど、可能な限り自然なアプローチによるブドウ栽培を.っています。さらに「ハンドメイド」へのこだわり、そして「人の手による作業が畑との最上のコミュニケーションの.法である」という信念から、人の手ではできないような大掛りな作業(例えばブドウ木の引き抜きなど)以外に関しては、全ての畑作業を手仕事事で行ってています。畑の畝には下草を生やし、1 ヵ月半〜2 ヶ月の頻度で伸び過ぎだ草を取り除いています。剪定はコルドンの場合は、早春に1 枝に2芽を残した4本の短枝を残します。5月からは余分に伸びてくる枝を取り除く除枝作業を行います。6月には、風通しを良くするためにブドウの葉のある1つの.角(通常東もしくは北)の葉のみを取り除いて、除葉を実施。また、同時に伸び過ぎた枝の先端を切り落とす摘芯を行い、栄養がブドウの房に集中するように誘引しています。6 月の終わりにブドウが色付き始めた段階でグリーン・ハーヴェストを行い、1 株に最大で4.5 房のブドウしか残らないように調節しています。8 月になるとブドウ木の両側の葉を取り除いて、ブドウの成熟を促進させます。収穫は例年10 .初旬から中旬にかけて行い、全て手摘みで行ってています。
平均収量は1 ヘクタール当り5000 キログラム。一般的に1000 キロのブドウからは6 ヘクトリットルの果汁が搾れるため、通常であれば30 ヘクトリットルの収量となりますが、ヴェネランダ・ヴィーテではブドウの圧搾は一切行わず、フリーランマストのみしか使用していません。さらに、アルコール発酵中に25%ものセニエを行うため、収量は20 ヘクトリットル以下になります。

<畑の詳細>

ヴェネランダ・ヴィーテのブドウ畑は以下の三つの区画に分かれています。

@ Vigna delle Ginestre ヴィーニャ・デル・ジネーストレ
A Vigna dei Tamerici ヴィーニャ・ディ・タメーリチ
B Vigna degli Ulivi ヴィーニャ・デル・ウリーヴィ


ヴィーニャ・デル・ジネーストレ畑


ヴィーニャ・ディ・タメーリチ畑


ヴィーニャ・デル・ウリーヴィの古木

栽培品種

樹齢

栽培面積

選定方法

植栽密度
( 本/ha)

地質

方向

標高

造られるワイン

@

モンテプルチアーノ

10年

0.6ha

コルドン

5,000本

白色粘土

南東

100m

アイ・ツゥ

A

ラクリマ・デ・モッロ

10年

0.6ha

コルドン

5,000本

粘土 泥土

南西

90m

クレークソ及び
アミルカル・リフレーソ

カベルネソーヴィニォン

10年

0.2ha

コルドン

5,000本

粘土 泥土

南西

90m

モンテプルチアーノ

10年

0.6ha

コルドン

5,000本

粘土 泥土

南西

90m

クレークソ、アイ・ツゥ

B

ラクリマ・デ・モッロ

42年

0.4ha

グイヨ

5,000本

粘土 泥土

南東

100m

クレークソ及び
アミルカル・リフレーソ

サンジョヴェーゼ

42年

0.4ha

グイヨ

5,000本

粘土 泥土

南東

100m

モンテプルチアーノ

42年

0.4ha

グイヨ

5,000本

粘土 泥土

南東

100m

クレークソ

ヴィーニャ・デル・ジネーストレとヴィーニャ・ディ・タメーリチは、ジョヴァンニとヴァレンティーナがアツィエンダを継承した直後にブドウ木を再植樹した若木の畑。ヴィーニャ・デル・ウリーヴィはヴァレンティーナの父の時代から栽培されている古木の畑。

ヴェネランダ・ヴィーテ Veneranda Vite のワイン

  ヴェネランダ・ヴィーテ、 クレークソ IGT マルケ 

  ヴェネランダ・ヴィーテ、 アミルカル・リフレーソ IGTマルケ 

  ヴェネランダ・ヴィーテ、 アイ・ツゥ IGT マルケ 


 

<醸造について>

収穫したブドウを完全に除梗し、発酵は容量25 ヘクトリットルのステンレスタンクで.う。発酵の初期段階でセニエを施し、約20.25%の果汁を引き抜く。発酵温度は18.28 度。発酵期間は10.15 日。発酵期間を含む果皮浸漬の期間は25〜30 日。この間,手作業による櫂入れを1 日2 回実施。ポンピング・オーバーは発酵の初期段階は1 日3.4 回。その後は、発酵の進.状況とマストの還元反応を.て若.回数を変えていく。発酵終了後、圧搾は一切.わず、フリーランワインのみを発酵漕から引き抜く。その後、フレンチ・バリックとステンレスタンクで、マロラクティック発酵と熟成を.う。熟成期間は約10 ヶ月。この間、キュヴェもしくはロットに応じて、シュール・リーの状態に置き、バトナーシュを施す場合もある。その後4.6 ヶ月の瓶内熟成を経てリリース。アッサンブラージュは瓶詰めの1 ヶ.前に実施。醸造・発酵期間を通してポンプを使った処理は一切行わない。また、無清澄・無濾過で瓶詰めを.う。バリックはアリエ産で、ソーリ社とエルミタージュ社製のものを使用。基本的に新樽は使用しいない。アツィエンダでは、「アイ・ツゥ」、「アミルカル・リフレーソ」、「クレークソ」と命名された赤ワイン3 種類を造っているが、アイ・ツゥは、ヴィーニャ・デル・ジネーストレで栽培されたモンテプルチアーノ8 割とヴィーニャ・ディ・タメーリチで栽培されたモンテプルチアーノ2 割のアッサンブラージュから造られる。アミルカル・リフレーソは、モンテプルチアーノ以外の品種のアッサンブラージュで造られ、クレークソにはヴィーニャ・デル・ジネーストレ以外の畑で栽培されたブドウは全てアッサンブラージュされる。サンジョヴェーゼは、クレークソとアミルカル・リフレーソにアッサンブラージュされるが、生産量は非常に少なく、加えられる.率は1.2%程度。

 


アツィエンダの敷地内と建物の中には、ヴェネランダ・ヴィーテに程近いFano ファーノ在住の芸術家Marco Verdiglione マルコ・ヴェルディグリオーネのアートワークによる様々な作品が飾られています。ワインラベルも彼のデザインによるものです。

写真上(左) ワイナリーの建物の入.の上に飾られたお札。中世ラテン語で「我々は人間の仕事と神酒を尊重しなければならない。」と書かれています。


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