シチリアのホット・スポット　エトナ

　

生産者ニコシアの歴史は、エトナ火山の東側にて1800年代に始まりました。エトナ周辺では大昔から葡萄が栽培され、最盛期には標高1500ｍまで葡萄畑があったという。
エトナの農民は苦労しながら険しい斜面にテラス式の畑を切り開きその努力の結果、エトナは1968年にシチリアで初めてDOCに認定されました。

ニコシアは100年以上にも及ぶ伝統と、その間に培われた技術の進歩を両立させコストパフォーマンスに優れたシチリアワインを産み出すことに定評があります。
それは
●［お買い得ワイン］を集めた’イル・ミオ・ヴィーノ・アルマナッコ’より生産者としてグランプリを獲得！し、表紙で掲載
と、実証されております。

ニコシア、エトナ・ロッソ 　エトナ 赤 Nicosia. Etna Rosso 2012 D.O.C. Etna 産地 ： イタリア、シチリア州(１９)エトナ山麓 生産者 ： ニコシア社 醸造責任者　：　マリア・カレッラ女史 ブドウ品種 ：　ネレッロ・マスカレーゼ９０％、 ネレッロ・カップッチョ１０％ 収穫　：　１０月下旬 醸造　：　ステンレスタンク醗酵。タンク熟成６〜９か月 瓶詰め　：　2013年8月 アルコール度： １３．５％ 容量　：　７５０ml タイプ ：　赤ワイン。ミディアムボディ 　：　除草剤・化学肥料は使用せず、堆肥やソラマメなどの緑肥を使用

赤い果実のやや強いミネラルのクリーンな香りが好印象なアロマ。イチゴのジャムやオレンジの皮、レーズンにプラム、干しイチジク、草木の涼しげなアロマ。アタックの印象は特徴的な酸を伴ったミネラルに、可愛らしい赤い果実のニュアンス。果実味はクリーンでミネラルが心地よく、繊細な旨みがありながらもストラクチャーがあります。
前半で感じる果実味が後半に向かうに連れ徐々に変化し、後に残るやわらかく程よい甘さの余韻が心地よく感じられます。

Nerello Mascalese：イタリア黒ブドウ。ネッロ・ダヴォラと並びシチリアを代表する黒の地品種だが実際はネッロ・ダヴォラほど濃くはなく、ピノ・ノワールに近い色合い。寒さにも耐えうる品種で、酸味が強いのが特徴。少し前までは、それほど注目されることもなく、ブレンドに用いられることが多かったが、2000年ころからエトナとこの品種に注目したトリノーロのアンドレア・フランケッティ氏が挑戦したパッソピシャーロで一躍注目を浴びるようになった。火山性土壌に由来するキレの良いミネラル味は、比類するものがない。