Wine List 【 F-9556 】

あくまでも“ナチュラル”に!
グロ・プランの優しさをも汲み取った
マルク・ペノ氏のワイン

ロワール河の下流、ナントの街の周辺にはミュスカデの生産地域が広がります。この地で、底なしの情熱でワイン造りにあたるのがマルク ペノ氏その人です。美味しいワイン造りこそが自分の夢と語るペノ氏は、時間も手間も惜しむことなく、全てをワイン造りに費やしています。

採算度外視でワイン造りにあたるという、そのあまりの情熱のためか、マルク ペノ氏は2007年12月に大変困難な状況に直面します。財務上の理由からドメーヌの運営継続が困難になったのです。全てのワインが出荷停止となり、ワイン造りを続けられるかも定かでない状況にありながら、ペノ氏はあくまで畑に出続けました。曇らない笑顔のまま毎日畑に出ては、収穫できるかもわからない、ワイン造りをできるかもわからない、そんなブドウの世話を続けたのです。

日本にもファンの多いマルク ペノ氏のワインをこのまま失ってしまうのは、あまりにも残念でならないとして、インポーター(野村ユニソン)と現地フランスのパートナー、エノコネクション社は、ペノ氏の所有するワナリー「ドメーヌ ドゥ ラ セネシャリエール」の経営を引き継ぐことを決め、2008年8月には全ての登録・認可を終了し、正式に再スタートを切った。



ビオデナミ


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ラ・デジレ (マルク・ペノ)
ジー・ピー
ヴァン・ド・ターブル ナチューレ

La Desiree (Marc Pesnot)
2008 G P
Vin de Table Nature


産地 : フランス、ロワール地方、ナント地区
格付け : テーブルワイン(以前、Vin de Paysのグロ・プラン・ペイ・ナンテーズとして申請しておりましたが、現在は申請もせず、単なるテーブルワインの表記です)
生産者 : ラ・デジレ(マルク・ペノ氏)
ブドウ品種 : グロ・プラン
アルコール度 : 12.0%
バイオダイナミック農法(ビオデナミ)のワイン
容量 : 750ml
タイプ : 白ワイン。辛口。

“GP”はグロ・プランの略。あのオートクチュールの“ミュスカデ”を造るマルク・ペノ氏のワイン。グロ・プランのワインは、本来ならVDQSの表記をされるべきなのですが、ペノ氏はそんな格付けなどに一切拘泥しない。大事なことは、自然・天然にできたモノをいかにそのままあるべき形で届けることの方を重視しています。それゆえに、彼がこのワインのラヴェルに表記するのは「Vin de Table Nature・自然のワイン」だけ。

色は薄く、ほんのりレモンイエロー。グロ プラン種特有の酸味とアルコリックなニュアンスをしっかりと支えているのは、やはり健全にしっかりと熟したブドウの、しっかりとした味わいです。
ワイン造りにあたってが、ミュスカデとほとんど同じ工程・手法を用いており、キリリとした味わいの中にも自然の優しさが感じられる。

これだけ惜しげない手間・注意を注いで、このコストパフォーマンスは見事!!!

グロ プランは元々コニャック用に使われていた品種で、別名 「フォルブランシュ = Folle blanche」。ロワールでこのブドウから 造られるワインは、通常酸味がとても強くてボディが薄いワインばか りですが、樹齢60年から80年の彼のワインは、酸味をしっかりと感じ ながらも、濃密でまろやかな味わいに仕上がっています。 

 
インポーターのリリースシートより
南フランスの人間国宝、ポ−ル・ルイ・ウジェンヌとロワールのペノ氏のワイン造りに傾ける情熱には甲乙をつけがたいものがある。採算を全く顧みず自分の夢にかけるペノ氏の姿勢には感動を覚えるものがある。夢を追う少年の目の様に全く濁りがなく黒い瞳がキラキラ輝いている。屋根が壊れてもこれを修理するだけのお金もないほど、全てをワイン造りに費やしている彼が造り出すワインは究極のミュスカデです。
彼は現在、破産の危機に直面している状況であるが『破産管財人がきたよ。』と全く人事のように話している。フランスでも熱狂的なファンがついている彼のワインには、2000年から自分のアイデアを結集させたものがあったのでこれを試飲して思ったことだが、経営は彼の優先順位に入っていないこと。彼は質素な農夫であり、また芸術家なのである

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