<毎年変わるワインとラベル>
Sine Qua
Nonは毎年ラベルを変えております。
この事について、オーナーのマンフレッド・クランクルはこう語ります。
ワイナリーを立ち上げた90年代前半の当時はワインのエチケットはほとんど似たような感じでした。偽物のシャトー(フランスでも珍しい本物の城がカリフォルニアにあるわけがありません)がヨーロッパ風に、家紋まで付けられて印刷されていました。
私はこのようなフランスを模倣しただけの、アメリカらしさのないエチケットを嫌い自身の哲学に沿ったワインを造るのと同時に、エチケットもその哲学に合わせようと思いました。
更にエチケットのデザインだけでなく、ワインの名前も毎年変えることにしました。
つまらなかったワインのエチケットに革命を起こせたことを誇りに思っています。
[生産者コメント]
驚くべき、2010ヴィンテージの白ワインが生まれました。またバイクの話題ですが、それを"The
Monkey"と名づけました。
サイドカーのついたバイクレースがあり、サイドに座った人が、地上4インチのところまで頭を投げ出し、カーブを曲がる際の遠心力の重し代わりとなる技があります。これをバイク用語で"The
Monkey"と言います。この技をこなせるのは、勇敢で冷静沈着な凄い人です。しかし、彼らはパイロットのようにスポットライトを浴びることなく無名の存在です。
これが白ワインの比喩として合っているかは疑問ですが、話題になるのは赤ワインだけでなく、白ワインも注目に値すると思っています。特にこのワインはそうです。猿のように口中で踊っています。