WineList 【 Us-337_10 】

過去に13回も100点を獲得した
カルトなワイン

 

過去に13回パーカーより100点を獲得しており
アメリカの国内市場では顧客名簿を通してのみの販売となり
名簿に登録してもかなりの順番待ちを余儀なくされるという
超入手困難なワインとなってしまった

“シネ・クア・ノン 2010” が新発売

 

 

今回のワイン名とエチケットの由来
ワインの世界に長くいると、信じられないような間違った情報や、意味のないインチキな話によく出会います。
しかも残念なことにそのほとんどが同業者から広められています。
熱心に働く事なく、失敗や不本意なことから目を逸らそうとしています。
私は今回、この5つの間違った売り文句を、撃ち抜き
(Five Shoot)たいと思います。

1.私たちはとても暑い地域で栽培しているが、気温に波があるので、平均すればバランスの取れた気温で、酸味が保護されています。
ありえません。まるで牛肉の赤ワイン煮込みを、200℃でオーブンに入れる代わりに、300℃のオーブンに30分入れ、15分冷蔵庫で冷やして平均を保っていると言っているようなものです。摂氏40度を超えるような暑すぎる環境の中では、熟成は止まり、蒸発によって水分が無くなるだけです。両極端の条件の2つの物を、足して2で割ったものと、理想的な条件から生み出されたものは同じではありません。
2.古い葡萄の木からは、必ず若い葡萄の木よりも良いワインができます。
これも馬鹿馬鹿しいです。樹齢30年以上の樹からはもちろんいい葡萄が生まれます。しかし若い樹でも栽培を上手くやればいい葡萄ができ、また古いからと言って必ずしもいい葡萄ができるとは限りません。
3.土壌は6億年前のものです。
⇒はて、これはなんでしょう。土壌が古いからといって、我々の仕事にどんな影響があるのでしょうか。畑から鯨の骨やティラノサウルスの化石が出てきてもワインには何の影響もありません。
4.私達の畑は、水はけの良い土壌でとても優れています。
⇒この記述は、ヨーロッパでは有効ですが、カリフォルニアでは何の意味もありません。ヨーロッパの生産者が水はけの良い土壌を好むのは、ヨーロッパでは葡萄の成長期に雨が降るからです。果実の希釈を避けるために、水はけの良い土壌を選ぶ。それは理にかなっています。しかしカリフォルニアでは、4月から9月の降水量はほぼゼロ、10,11月まで無いこともあります。むしろカリフォルニアでは葡萄の健康を保つのに灌漑設備が必要なほどです。
5.テロワール
⇒この言葉ほど、誤用され、乱用され、利用されてきた言葉はないでしょう。栽培や醸造でのミス、欠陥の言い訳として使われています。もちろん、"テロワール"が存在しないとか、土壌や天候などの環境が重要でないという意味ではありません。それは実際、極めて重大であるが、もう一つ、ワインの質を決める重要な事は、栽培、醸造に熱心な生産者であるということです。必要以上に生産者の個性を出すものではありませんが、生産者がいなければワインは決して出来ません。

親愛なるワインラバーの皆様、カリフォルニアは葡萄栽培にとても恵まれた土地です。
世界でも類を見ない恵まれた天候です。
その中に多くの細かい天候や特有のテロワールをもった土地が点在しています。我々はその中で既成概念を破壊し、クリエイティブに、知性を生かし、規制のない自由な"ワイン造り"という芸術を、素晴らしい喜びに感じています。
「FIVE SHOOTER」と名付けられた2010年のシラーとグルナッシュは、エチケットで強烈な印象を与えるのを控えるために、美裸体で飾ろうと思いました。
また
「FIVE SHOOTER」には「5つの品種を使っている」という意味も込めました

 


シネ・クア・ノン、“ファイブ・シューター” シラー 2010

Sine Qua Non. "Five Shooter" Syrah 2010

2013年4月4日
入荷
生産地 : カリフォルニア、セントラルコースト
生産者 : マンフレッド・クランクル
ワインメーカー : マンフレッド・クランクル
ブドウ品種シラー85% グルナッシュ5%、プティ・シラー3%、ルーサンヌ5%、 ヴィオニエ2%
(76%はEleven Confession Estate、The Third Twin Estate、Cumulus Estateより、その他はWhite Hawk、Bien Nacidoより収獲。)
熟成 : 59%新フレンチ・バリック、41%1〜4回使用バリックにて約22ヶ月熟成。
瓶詰 : 2012年11月に瓶詰めを行い、2013年4月1日に世界同時リリース。
アルコール度 : 15.2%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン、フルボディ

  

  

[Wine Advocateのコメント要約]
2010 Syrah No Name As Of Yet (94-96+) (Antonio Galloni)暫定評価
ブラックベリー、スパイス、ミント、グラファイトの風味。ブルーベリーやブラックベリー、スミレなど幾重にも重なった果実の層。エネルギッシュな繊細で長い果実の余韻。(アントニオ・ガッローニ
※当店の初取り扱いでしたAtlantis Fe2 O3は、入荷の時点では暫定95〜97点でしたが、ご案内後に行われた再試飲にて100点を獲得しました。今年も現状では暫定のパーカー・ポイントしかついておりません。
恐らく再試飲が行われ、今年の6月か8月号で点数が確定すると思われますがリリース前に試飲をしたアントニオ・ガッローニ氏の前向きなポイントからも今回のヴィンテージもかなりの高得点が期待できます。
[ステファン・タンザーのInternational Wine Seller]
2010 Syrah Five Shooter 94pt

鮮やかなヴァイオレット。チェリー、ブラックベリー、スミレの刺激的なアロマに、スパイスやフローラルなニュアンスも。味わいはチェリーコークやダークベリーの風味と、スパイスが鮮やかに力強く感じる。きめ細かいタンニンによる甘みと、凝縮感のある余韻が長く続く。ブレンドされたルーサンヌにより、活発な風味を、上品で柔らかくしている。

 
 

 過去のシネ・クア・ノン 100点のワイン

[パーカー100点獲得ワイン]
2000 Suey TBA (100% Botrytised Roussanne)…Wine Advocate # 154
2000 Incognito (Grenache / Syrah)…Wine Advocate # 196
2002 Just For The Love Of It (Syrah)…Wine Advocate # 154
2003 The Inaugural (Syrah)…Wine Advocate # 172
2003 The Inaugural (Grenache)…Wine Advocate # 196
2004 Poker Face (Syrah)…Wine Advocate # 172
2004 Ode To E (Grenache)…Wine Advocate # 196
2004 Mr K The Strawman Vin de Paille (Semillon)…Wine Advocate # 172
2005 Mr.K The Strawman Marsanne Vin de Paile…Wine Advocate # 177
2005 Atlantis Fe 203 1A (Syrah)…Wine Advocate # 177
2005 The 17th Nail In My Cranium Eleven Confessions Vineyard…Wine Advocate # 184
2006 Sine Qua Non A Shot In The Dark (Syrah)…Wine Advocate # 190
2006 Sine Qua Non In The Crosshairs (Grenache)…Wine Advocate # 196

シネ・クア・ノンはサンタバーバラ近郊のオーク・ビューに位置する小さなワイナリーです。

ワイン名のシネ・クア・ノンとはラテン語で『不可欠なもの』という意味ですがオーナー兼ワインメーカーであるマンフレッド・クランクルが語る“シネ・クア・ノン”とは『真の美しさとは個々の主観を超越して心を開くと感じられる』という少し哲学的な考えによるものです。

1992年のリリース以来、ラベルは毎年アート性のあるデザインを毎年替え同じラベルは二度と使いません。またラベルだけではなくブレンドやワイン名も毎年替えており、二度と同じワインは造りません。

各ワインにはユーモラスな名前をつけており
過去には"Against the Wall"(壁に対して)"、"Other Hand"(別の手)"
"Impostor Mc Coy "(ペテン師野郎マッコイ)等があります。

それだけ毎年違うワインを造り続けながらも過去にロバート・パーカーから13度も100点満点を獲得しております。

2013年4月入荷のシネ・クア・ノンのワイン

 シネ・クア・ノン、ファイブ・シューター  シラー 2010

 シネ・クアノン、ファイブ・シューター グルナッシュ 2010

 シネクアノン、ザ・モンキー 2010

 

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