エキポ・ナバソス・セレクションの誕生
全ての始まりは、2005年の12月、サンルーカルにある古い小さなボデガを訪れたときのことでした。
20年間出荷されず、まさに触れられることなく自然に熟成されてきた、質の高いアモンティリャードが入った樽をいくつも “発見”したのです。
ボデガで熟成用に使う樽１樽分相当量のワインを選んで購入し、エドガー・アラン・ポーの小説、『アモンティリャードの酒樽（ラ・ボタ・デ・アモンティリャード）』を思わせる『ラ・ボタ・デ・ナバソス』というブランド名で、プライベート用としてボトリングしました。
この600本を少し超えるぐらいのワインが、エキポ・ナバソスとしてのワインのセレクションと生産活動のはじまりでした。
ヘレス、サンルーカル、エル・プエルト、そしてモンティーリャやその周辺のボデガの片隅に、隠れて「宝物」が眠っていたことに気が付き、この財宝をよみがえらせるため、エキポ・ナバソスとして組織され、『ラ・ボタ』というブランド名のもと、ワインの見識ある愛好家に、ワールドクラスの偉大なワインに値する複雑さと品格と個性を備えた、アンダルシアの伝統的なワインをシリーズでご提供し始めたものです。

産地　：　スペイン、スペイン、モンティーリャ・モレスDO
生産者　：　ペレス・バルケーロ社
ブドウ品種　：　ペドロ・ヒメネス
醸造　：　ソレラ。熟成は約25年／2013年10月に出荷
アルコール度　：　２０．５％
容量　：　７５０ml
タイプ・味わい　：　シェリータイプのフォーティファイド・ワイン、深淵でコクあり
評価　：
★ロバート・パーカー：94P,
★ジャンシス・ロビンソン：16.5P,
★ギアペニン：95P

	本商品である｢La Bota de Oloroso 46”Montilla”｣に至るまで我々が発売したオロロソのシリーズは、熟成が古く非常に希少な類のもので、瓶のサイズも小さなもので販売してきました。 品質と、生産の難しさを考慮すれば、誠に妥当な価格であることは間違いないのですが、14番や28番などは比較的高額での販売となりました。 そこで今回私達は、目的の主な重心を古いオロロソであるということに置いて、34番や37番などの延長として比較的低価格で提供できるワインを探すことにしました。
ワイン選定の為に、私達はワイナリーPerez Barqueroの所在地であるモンティージャに出向きました。 Rafael Cordoba氏が何十年にも渡って葡萄畑や収穫を細心の注意を払って管理しており、 そこから取れるモストの品質は、一番搾り、二番搾（Mosto de Color）ともにどれも素晴らしいものです。 これらのモストから、ペドロ・ヒメネス種が持つ特有の力強さを明確に表現した、香り高くしっかりとしたボディのオロロソが醸造されます。 ｢La Bota de Oloroso 46”Montilla”｣は、 ワイナリーEl Puente de Perez Barqueroの貯蔵庫にあるDiogenesという名のソレラから抽出されたもので、 以前に我々が発売した３番（その後の１２番も）に使用したペドロヒメネスの樽と同じ列にある樽です。 古さは平均で２５年程と予想されます。