エキポ・ナバソス・セレクションの誕生
全ての始まりは、2005年の12月、サンルーカルにある古い小さなボデガを訪れたときのことでした。
20年間出荷されず、まさに触れられることなく自然に熟成されてきた、質の高いアモンティリャードが入った樽をいくつも
“発見”したのです。
ボデガで熟成用に使う樽1樽分相当量のワインを選んで購入し、エドガー・アラン・ポーの小説、『アモンティリャードの酒樽(ラ・ボタ・デ・アモンティリャード)』を思わせる『ラ・ボタ・デ・ナバソス』というブランド名で、プライベート用としてボトリングしました。
この600本を少し超えるぐらいのワインが、エキポ・ナバソスとしてのワインのセレクションと生産活動のはじまりでした。
ヘレス、サンルーカル、エル・プエルト、そしてモンティーリャやその周辺のボデガの片隅に、隠れて「宝物」が眠っていたことに気が付き、この財宝をよみがえらせるため、エキポ・ナバソスとして組織され、『ラ・ボタ』というブランド名のもと、ワインの見識ある愛好家に、ワールドクラスの偉大なワインに値する複雑さと品格と個性を備えた、アンダルシアの伝統的なワインをシリーズでご提供し始めたものです。