WineList 【 i-142 】

凝縮した味わいはアパッシメントから生まれる!
アマローネのようなラグレイン。

だから・・・  『 ラマレイン 』


 

ヨゼフ・マイヤー、 ラマレイン 

Josephus Mayr. 2014 Lamarein Vdt

産地 : イタリア、トレンティーノ・アルト・アディージェ州、ボーゼン
生産者 : エルブホーフ ウンターグンツナー醸造所
(バーバラ&ジョゼフ・マイヤー夫妻)
蔵所有畑総面積 : 8.5ha
蔵年間総生産量 : 55,000本
ブドウ品種 : ラグレイン 100% 
平均樹齢 : 25年
植栽・単位収量 : 5,000〜6,000本/ha、60q〜80q/ha
剪定 : 7月にブドウの約50%を切り落とす
醸造・熟成 : 10日〜12日間温度を変えながら発酵、マセラシオン。さらに2週間コンクリートタンクで25度を保って発酵を終了させる。新しいバリックに移してマロラクティック発酵。最初の1年はバリックのみ。その後700Lの樽を併用し、2度の澱引きをおこないつつ、合計17ヵ月熟成。
生産本数 :
アルコール度 : 15.5 %
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。 フルボディ
希望小売価格 : 

凝縮したラグレインのワインを求めて試行錯誤の上、ただりついたのがアパッシメント(ぶどうの陰干し)技法。初ヴィンテージは1988年。1997年からは毎年生産されるようになり、2001ヴィンテージからは“噂のワイン”となり、2002年などはヴィニタリーにおいてもこのワインの前に人が群がったという。もちろん、即、完売!自家用のワインさえ残らなかったという。以後、イタリアでも常に入手難。
日本では、『【 Winart 27 夏号 】のイタリアワイン特集』の表紙を飾ったのがこのラマレイン。
以来、『幻のラマレイン』とさえ呼ばれ、未だこのワインを体感した人は少ない。

 

 

 


ジョゼフ・マイヤー氏

 1600年代から続く由緒ある造り手。限りなく品質を重視したワイン造りで定評があり、収量制限も厳しく、所有する8.5haの畑は約7,000本/haの密植で1本から1房しか収穫しない区画もあるという。

イタリア国内でもめったにお目にかかれない超レアな生産者で、特にラグレインで造るアマローネ・スタイルのラマレイン等ユニークなワインはイタリア国内だけではなく世界中で完全な売り手市場となっており、2003年11月に行われたサローネデル ヴィーノ メラーノ ワインフェスティバルではワインジャーナリストのみならず、関係者は彼らの話題で持ちきりとなり、スタンドの前は人だかりで一杯となったという。


バーバラ&ジョゼフ・マイヤー夫妻  


Vinea Tirolensis 2004
バーバラ・マイヤー(左)
カンティーナはジョセフの代になってから、本格的にハイ・クオリティを目指すワイン造りに転換し、1987年から地場消費用ワインから瓶詰めワインに移行しました。 
ヨゼフは常にどうしたら、もっと美味しいワインができないかとそればかりを考えており、彼のワイン造りやその姿はビジネスというよりは、むしろ好きな事に夢中になっているだけのようだとの事です。
たとえば、彼は醸造コンサルタント等にアドバイスを聞くこと無く代々伝わるオジイさんの言う事だけを守りワインを造ります。醸造に関しても、6種類の酵母を使い分けたり、温度ショックを起こして(醸しの時に5日目に温度を下げてショックを与える)、醸造させる方法など彼独自の方法が詰まっております。
また、20年前からは、農薬を出来るだけ使わないように、各樹木の根元にペットボトルの空き瓶を巻き付け、定期的に上下して、 除草剤を撒かなくてよいに工夫したりと常に畑の事ばかりを考えているという。

現在のジョゼフ・マイヤーは自分の畑・蔵でワイン造りに没頭するだけでなく、
1999年にテルランの近くに設立された農協のような協会
Committee Free Winegrowers South Tyrol
「南チロルの自由なワイン生産者組織」
の常務会のプレジデントとして、他の仲間と共に、地域のワイン造りにマーケティングにと議論と研究を重ねながら献身的なアドヴァイスをも行っています。

 

Josephus & Barbara Mayr, Erbhof Unterganzner のワイン

  i-141 ヨゼフ・マイヤー、エーデルヴェルナッチ

  i-140 ヨゼフ・マイヤー、シャルドネ

  i-138 ヨゼフ・マイヤー、ラグレイン リゼルバ 

  i-139 ヨゼフ・マイヤー、カベルネ リゼルバ

 i-235 ヨゼフ・マイヤー、クラシッシュ

 i-236 ヨゼフ・マイヤー、レイフ

  i-142 ヨゼフ・マイヤー、ラマレイン


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