WineList 【 F-8045 】

ペトリュスを抑え、堂々1位に輝いたワイン
Numero Uno

注目の新ヴィンテージ!

 

2004年、ロンドン。
英国王室御用達商、「ベリー・ブラザース&ラッド」による
ブラインドテイスティングが行われた。
テーマは「南仏 VS フランス至宝のワイン」。
そこで、あのペトリュスを抑えて、総合1位に輝いたのは、
販売を始めてわずか3年、まだ設立間もないルーションの無名のワイナリー、クロット・ド・ルムの「ヌメロ・ウノ 2002年」だった。


 

 

クロット・ド・ルム
ヌメロ・ウノ 赤
コトー・デュ・ルーション・ヴィラージュ

Clot de L'Oum
2006 Numero Uno
Cotes du Roussillon A.O.C

産地 : フランス、ラングドック&ルーション地方
A.O.C.コートー・ド・ルーション・ヴィラージュ
生産者 : Dm.クロット・ド・ルム(エリック・モネ氏)
ブドウ品種 : シラー80カリニャン20%
栽培 : 18ha(リュット・レゾネ:ほぼオーガニック栽培でボルドー液くらいしか使用していません)
単位収穫量 : 15hl/ha
醸造 : オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵。熟成はオーク樽熟成15ヶ月 (220L、新樽は使用せず)。
年間平均生産量 : 3,500本
アルコール度: 12.88%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。 フルボディ
: リュットレゾネ
希望小売価格 : \6,300.
ワイン・アドボケイト91点
目を見張るほどエレガントなヌメロ・ウノは、少しコート・ロティを想わせるようでもあるが、明らかに花崗岩質土壌からくるミネラル感で勝る。
(#183 Jun 2009)

 

 

ピレネーのふもとに出来たワイナリー
クロット・ド・ルムはトゥールーズを100km程南に下ったBelestaという土地にあるワイナリー。すぐ目の前にはスペインとの国境にあるピレネー山脈が広がります。畑は、標高400〜500mの高さにあり、地質は主にグラニテ(Granite)、グネス(Gneiss)、シスト(Shist)の3つ。

オーナーのエリック・モネ氏は、二人の小さなお子さんを持ち、特許事務所に勤めるごく普通のビジネスマンでした。趣味のつもりでワイン造りを始め、次第にのめりこんでいったといいます。1995年に畑を購入、ブドウはほぼオーガニックのスタイルで丹念に育てられ、手入れは隅々まで行き届いています。たとえば、整枝には通常は針金を使用するのですが、サビなどで木を痛めたくないということでプラスティック製のロープを使用するほどです。販売を始めてまだ間もないモネ氏が設備投資に使える予算は限られています。その為、タンクは一番安い樹脂のもの(右下の写真)、でもタンクと樽間の移動に使うようなポンプの機械は医療用のものを使用。セラーの内装はシンプルにして樽にはお金をかける、というようにメリハリを利かせています。

ファーストヴィンテージは2001年。このファーストヴィンテージから注目を集め、トロワ・グロ、ピエール・ガニエール等三ツ星レストランでも取り扱われています。とりわけ、2005年にモンペリエで開催された「VINISUD」では、その存在がひときわ輝いていたといいます。

“ International Standard ” は造りたくない
彼が目指すのは、いわゆる “ International Standard ” というような一般化されたワインではありません。彼が第一に考えているのは「土地を素直に表現することを大事にしたい」ということ。一般化された味わいに進んでいるワインが多いことを彼は危惧しています。

クロット・ド・ルムのワイン

  F-8043 クロット・ド・ルム、ラ・コンパニー・デ・パピヨン

  F-8044 クロット・ド・ルム、サンバール V V

  F-8045 クロット・ド・ルム、ヌメロ・ウノ


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