Wine List 【 F-628 】

2008年のシャヴィは豊かな果実味主体
2009はパーフェクトともいわれるバランス
Puligny Montrachet


ドメーヌ・フィリップ・シャヴィー
ピュリニィ・モンラッシェ
コルヴェ・デ・ヴィーニ

Domaine Philippe Chavy
2008 & 2009 Puligny Montrachet Les Corvees des Vignes


産地 : フランス、ブルゴーニュ地方
格付け : A.C.ピュリニィ・モンラッシェ
生産者 : Dm.フィリップ・シャヴィ
品種 : シャルドネ 
樹齢 : 約60年
植樹面積 : 0.64ha
発酵・熟成 : ステンレス・タンク発酵、オーク樽で約11ヶ月熟成
アルコール度 : 13.5%
容量 : 750ml
タイプ : 白ワイン。 辛口
 ビオデナミに準じる造り

ピュリニーの北端。ムルソー、シャルムの南東部。2区画。0.64ヘクタール。1950年代に植樹。

2008Vnt】2007年にくらべてよりボリュームがあるヴィンテージとなっています。ミネラルよりも果実をふんだんに感じさせます。このヴィンテージの酸は、1988年以来ともいえる、とても美しいものとなったようです。柑橘類の香りが広がり、レモン、ライムが表れます。生き生きと快活で沢山の果実が溢れます。そして長いフィニッシュに続きます。

2009Vntピュリニーの特徴でもある鋼のようなしっかりしたミネラルが加わり、果実の味わい、透きとおる酸と共に複雑性をもたらしています。非常に均整がとれ、しっかりした輪郭を持つワインです。
ブルゴーニュにおいても、2009Vntがいかに素晴らしいヴィンテージであるかを実感していただけると思います。

 

■2008ヴィンテージ情報■ 
2008年のブルゴーニュの収穫はほとんど奇跡でした。多くの心配を抱えていた栽培家らは健康なシャルドネとピノ・ノワールを十分に収穫でき、ほっと安堵しました。この年は病気などがみられ畑での作業が多く、雹が降った地域もありました。しかし、幸い9月中旬に天候は好転し、低い気温のまま北風が吹いたため、それが畑を乾かし、ブドウの糖度を上げつつ、同時に高い酸を保つことができたのです。(ワイン・スペクテーターより)
 
★マスター・オブ・ワインの リサ・ペロッティ=ブラウン氏の 
2009年5月7日、ドメーヌでの試飲コメント
シャヴィーの2008年はとても良い酸が魅力で、2007年にくらべてよりボリュームがあるヴィンテージとなっています。ミネラルよりも果実をふんだんに感じさせます。このヴィンテージの酸は、1988年以来ともいえる、とても美しいものとなったようです。

 

フィリップ・シャヴィーはワイン生産者の両親のもとに生まれ、母はムルソーのロピト家、父はピュリニーのシャヴィー家で、ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、サン・トーバンの合わせて12ヘクタールの畑を所有しています。
10年前、4ヘクタールの小さな畑でピュリニーとムルソーを生産していましたが、2002年より、父の8ヘクタールのぶどう畑のおかげで伝統的なブルゴーニュのワインをぶどう栽培から瓶詰めまで行うことができるようになりました。

畑では、植物、土の能力をさらに引き出す努力を行っているので、仕事を遂行する上で自然、そして月のサイクルを尊重しています。病気からの保護を極力減らすと共に、収量を抑える努力をしています。
セラーでは温度管理可能なステンレスタンク(醸造の初期段階に使用)などの現代のワイン生産技術とオーク樽による熟成という伝統的な技術を使っています。熟成の間は、ワインに手を加えず単に澱を攪拌するだけです。11ヵ月後、樽の澱引きを行い、ほかの樽とのブレンドを行います。瓶詰め直前には軽い濾過処理が施される。
スタイリッシュな味わいで高い品質を造り出しています。

こうしてできたワインは、アメリカ、イギリス、ドイツで売れ行きが良く、フランス国内においても需要がありル・モンラシェ、ラムロワーズ(3星)などの素晴らしいレストランで愛飲されています。

 

F-627 シャヴィィ、ブルゴーニュ 

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