産地 ： フランス、ブルゴーニュ地方
格付け　：　A.C.ブルゴーニュ
生産者 ： Dm.フィリップ・シャヴィ
品種 ： シャルドネ　
植樹面積　：　２．０９ha
発酵・熟成　：　ステンレス・タンク発酵、オーク樽で約１１ヶ月熟成
アルコール度 ： １３．0％
容量　：　７５０ml
タイプ　：　白ワイン。　辛口
　ビオデナミに準じる造り

このワインのために使用するブドウ畑はピュリニーとミュルソーを併せて２．０９ヘクタール。
９５％はピュリニーのブドウですので、ピュリニー・モンラッシェACの村名を名乗ってもよさそうな内容ですが、５％だけムルソーのものがブレンドされているため、アペラシオンはブルゴーニュとなっております。樹齢は様々。

到着したてのワインの色はやや金色で、ほのかに若さの象徴のように若草のエッジが見てとれます。スタイリッシュな果実溢れるブーケで、美しくオークの特徴と調和しています。広がりのある味わいで、しっかりとした長いフィニッシュに続きます。　

　

　

フィリップ・シャヴィーはワイン生産者の両親のもとに生まれ、母はムルソーのロピト家、父はピュリニーのシャヴィー家で、ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、サン・トーバンの合わせて12ヘクタールの畑を所有しています。
10年前、4ヘクタールの小さな畑でピュリニーとムルソーを生産していましたが、2002年より、父の8ヘクタールのぶどう畑のおかげで伝統的なブルゴーニュのワインをぶどう栽培から瓶詰めまで行うことができるようになりました。畑では、植物、土の能力をさらに引き出す努力を行っているので、仕事を遂行する上で自然、そして月のサイクルを尊重しています。病気からの保護を極力減らすと共に、収量を抑える努力をしています。
セラーでは温度管理可能なステンレスタンク（醸造の初期段階に使用）などの現代のワイン生産技術とオーク樽による熟成という伝統的な技術を使っています。熟成の間は、ワインに手を加えず単に澱を攪拌するだけです。11ヵ月後、樽の澱引きを行い、ほかの樽とのブレンドを行います。瓶詰め直前には軽い濾過処理が施される。
スタイリッシュな味わいで高い品質を造り出しています。

こうしてできたワインは、アメリカ、イギリス、ドイツで売れ行きが良く、フランス国内においても需要がありル・モンラシェ、ラムロワーズ（3星）などの素晴らしいレストランで愛飲されています。

● F-628 シャヴィ、ピュリニィ・モンラッシェ