Wine List 【 F-4715 】


醸造中、瓶詰め時共にSO2不使用

=Demeter


DOMAINE PIGNIER(ドメーヌ・ピニエ)
ドメーヌ・ピニエはディジョンより南東に約80キロのジュラ地方モンテギュ村に位置する生産者です。
歴史は非常に古く、始まりは13世紀、カルトジオ修道会の修道士がこの地に葡萄畑と修道院を建設したことから始まります。

その後1794年、フランス革命の後、修道士はこの地を去り、ピニエ家が葡萄畑とワイナリーとして使われていた修道院の建物を購入します。
それから約200年間、世界大戦などの苦難を乗り切り葡萄栽培を続け、現在はマリー・フローレンス、アントワーヌ、ジャン・エティエンヌの3人でワイナリーを運営しております。

所有する畑は全部で15ha。
1998年、ビオディナミの権威
ピエール・マッソン氏の指導によりビオディナミでの栽培を開始し、2003年からはデメテールの認証も取得しております。
ドメーヌ・ピニエの畑は三畳紀由来の石灰質やコイパー(陶土と泥灰岩の混ざった土壌)、砂礫や雲母質などが混ざり合った土壌で、標高は250〜350mと、非常に葡萄栽培に適した環境で、モンテギュ村で唯一のワイナリーであり、このテロワールを守るため、完全に自然と共存した栽培方法を採っています。
ワイナリーは畑と同時期に購入した築700年以上の修道院をそのまま使用しています。
畑との距離が近いため、収穫後迅速に醸造が行えます。収穫は全て手作業、葡萄を傷つけないよう小さなかごに入れ運びます。選果は収穫時と収穫後の2度行い、完璧な果実のみ使用します。
発酵には自然酵母のみを使い、発酵、瓶詰め時においてSO2は最小限の使用に留めております。


ビオデナミ

 

 ドメーヌ・ピニエ
トルソー レ・ゴーティエール
コート・ド・ジュラ・赤

Domaine Pignier
2015 Trousseau les Gauthieres
Cotes du Jura A.C

産地 : フランス、ジュラ地方、モンテギュ村。
格付け : コート・ド・ジュラAC 
生産者 : ドメーヌ・ピニエ 
ブドウ品種 : トルソー 
畑面積 : 所有する畑は、全部で15ha
土壌 : 畑は三畳紀由来の石灰質やコイパー、砂礫や雲母質などが混ざり合った土壌で、標高は250〜350m。
栽培 : 畑仕事はすべてビオカレンダーに従い行っており、プレパラシオン(ビオディナミの調剤)は500番と501番を使い、またカモミールやイラクサ、牛蒡を煎じたハーブティを散布。
収穫方法 : 手摘み。
単位収穫量 : 28hl/ha
醗酵 : 野生酵母のみを使いオーク樽にて発酵、12ヶ月熟成。清澄、濾過せずに瓶詰。醸造中、瓶詰め時共にSO2不使用。
アルコール度 : 13.5%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。フルボディ
 ビオデナミ。2003年からはデメテールの認証
サービス : 15〜17℃(20年以上熟成可能)
標準小売価格 : \6,588.

鮮やかなルビー。ブラックチェリーなどの赤系果実のピュアな香りにスパイスや下草のニュアンスも。サラサラとした質感の細かいタンニン。瑞々しいベリー系の果実味が口中に広がり、綺麗な酸がエレガントにまとめ上げます。

 

  プレパラシオン

ビオディナミでは化学薬品や化学肥料を使いませんが「プレパラシオン」と呼ばれる調合物が畑に散布されます。自然の草花や鉱物を牛糞を合わせて牛の角(メス限定)に詰め土の中に半年ほど寝かせます。プレパラシオン使用のタイミングや農作業、剪定の日などは月が横道12星座のどこを通過するか、地球の公転面など天地占星的な要素を取り入れた播種暦(通称ビオカレンダー)に基づいて行われます。

500番…雌牛の糞を雌牛の角に入れ、6ヶ月間土中に埋め堆肥になったもの。水で希釈し畑に撒くと、根に作用し土中深くに伸びるのを促進します。
※501番…石英や珪石等を砕き、水で練り合わせ土中に埋めたもの。水で希釈し畑に撒くと、茎や葉を刺激し光合成をよく行うようになり、良質な種子や果実が実ります。

※ピエール・マッソン氏…コント・ラフォン、ディディエ・モンショヴェ、フレデリック・マニャンなどが所属するビオディナミ実践団体「ビオ・リュネール」の会長。

ドメーヌ・ピニエのワイン

 F-4711 クレマン・ド・ジュラ

 F-4712 セリエ・デ・シャルトリュー

 F-4713 ア・ラ・ペルセネッテ 

 F-4714 トルソー

ドメーヌの参考評価

ギド・アシェット誌2011
A La Persenette 2008…二つ星★★ COUP DE COEUR
淡い黄色が気持ちを弾ませ、洋梨や桃の香が心地よく口中で甘みを感じる。洋梨と野ばらのアロマが魅力的でレモンの風味も感じられる。ビオワインに先入観を持っている人も考えを変えるだろう。

ギド・アシェット誌2012
昨年はA La Persenette 2008に一目惚れし、今年はCellier de Chartreux 07の番。ジュラらしくアーモンドやフレッシュな胡桃、バターの風味が感じられる。口中ではまろやかで活き活きとし、バランスが良い。発酵から熟成をオーク樽内でSous Voileにて行う。

ベタンヌ&デッソーヴ2012
13世紀に建てられた古い修道院の畑で7代に渡りワイン造りを続けている生産者。白も赤もレべルが高く、長期熟成が可能。白ワインは樽の風味が感じられ、赤ワインも素晴らしい。今年のラインナップはファンたちを喜ばせることだろう。

●Cellier de Chartreux 2007
ボディーがしっかりし、ほのかな甘味を感じられる。
●A La Persenette 2009
口中で自然の息吹が感じられ、柔らかく滑らかで表現豊かなワイン。複雑かつ飲みやすく、すぐ楽しめる。
●Trousseau 2009
色が濃く、圧倒的な香り。時間の経過とともにチェリーを想起させる香りが増す。ストラクチャーが力強く綺麗。個性あふれる本物のトルソー。


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