シャトー・ド・ロックフォール
Chateau de Roquefort


このシャトーの当主レイモン・ド・ヴィルヌーヴ氏はマコン出身のフローランス夫人と1995年からワイン造りを始めました。パリのギャラリーラファイエットのワイン売り場には等身大の彼の写真とワインコーナーが設置されるほどの人気で、フランス以外の国からのオーダーもひっきりなしの状態です。ワイン誌“La Revue du Vin de France”462号P.205でも高く評価されています。

コート・ド・プロヴァンスの山中、ベドルの標高400mにグルナッシュ、シラー、カリニャン、ムールヴェドル、サンソー、クレレット、ロール(ヴェルメンティーノ)等、計27haの畑を所有していますが、ほとんどのブドウが平均樹齢40〜50年です。畑を見下ろすように立つ丘にはその昔ローマ人が砦を築き、周辺の畑の下に地下水路を造ったものが今日に至っても作用していてたいへん水はけの良い土壌なっています。
15世紀に設立されたシャトーは、現在でもそのままの建物が残っており、発酵槽も300年前のものを使用しています。1995年に祖父からシャトーを引き継ぎますが、それ以前はオー・ド・ヴィーを造っていたため質よりも量を求めていました。
ブルゴーニュ(マコン)で基本的なワイン造りを修業したヴィルヌーヴ氏は標高が高く、火打ち石が多く含まれたこの土地でクオリティーワインを造りだすことに成功しました。砂混じりの石灰粘土質土壌から生まれるぶどうはミネラルに富み、補糖も補酸も必要としない質の高く、農薬や化学肥料は勿論のこと、人工酵母も一切使用せず、プロヴァンスでビオディナミを実践する貴重な生産者の一人です。(通常白ワインやロゼワインは自然酵母だけで造ることは難しいと彼は言っている。)
「私はテクニックを使って良いワインを造ろうとは考えていない。本当に良いぶどうを育てれば、後はその素材を最もシンプルな方法で醸造するだけだ。大切なことは厳しい選果と発酵中の管理なのです。」と彼自身が語る通りシャトー・ド・ロックフォールのワインはどれも土地のテロワールに忠実でぶどうの本来の力を十分に引きだしており、フランス国内だけでなく世界中で非常に評価の高いワインを造り続けています。


クレーレット・ブラン   


ラ・プールプレ


ルブルム・オブスクラム

↓インポーターのINAの高橋さんのシャトー訪問記をいただきました↓
★復活、番長たかはし・Ch.ロックフォールを訪ねるの巻き★

6月に気温35度以上という暑さの中訪れたこのシャトーでは、かわいい黒い親子犬二匹に迎えられ(お座り=アスィーと言うと親犬はすぐ座る!!!←何回もしてごめんなさい)訪ねたシャトーは意外と外見は地味な造り。半地下がセラーと作業場になっていて外は猛暑なのに中にはいるとひんやりさぶっ状態。
ドイツでもかなり人気があるそうでわざわざ車で買い付けに来られる方がなんと多いこと。
プロヴァンスの山の方でシャトーの目の前がすべて自社畑という環境の良さ。目の前左にはロックドソリュトレを小さくしたような崖があり一番上にはローマ人が立てた石の十字架の様なものが見えます。
美人でスレンダーな奥様はマコンがご実家とか。そういえばレイモンさんが修業していたのもマコンとか、ふふ〜ん、なるほどね。
パリではとにかく人気の造り手でした。有名なワインバー・レストランには必ずといっていいほどリストに載っていてプロヴァンスと言う概念を忘れさせるほどの味わいのこのワイン、是非一度飲んでみて下さい。
秋に入荷するロックフォールの赤も非常に素晴らしいです。私、ぎっくり腰より復活した番長高橋も飲んで一気に痛みが取れました。請うご期待下さい。
(2002/07/17)

取扱いのシャトー・ド・ロックフォールのワイン
F-775 Dm・ド・ロックフォール、クレレット・ブラン 2000 Vdp 白
F-776 Ch.ド・ロックフォール、レ・ゲネ 1998 AC 白
F-777 Ch.ド・ロックフォール、2001 コーラル AC ロゼ
F-778 Ch.ド・ロックフォール、2001 セミラミスAC ロゼ
F-771 Ch.ド・ロックフォール、2001 グール・デ・ルー Vdp
F-772 Ch.ド・ロックフォール、2001 レ・ミュール AC 赤
F-773 Ch.ド・ロックフォール、2000 ラ・プープル AC 赤
F-774 Ch.ド・ロックフォール、1999 ルブルム・オブスクラム AC 赤