[ Wine List S-4357 ]

ヴェガ・シシリアに隣接
ピングスのピーター・シセックも認めたポテンシャル!
リベラ・デル・デュエロの黄金畑から生れる
フィンカ・ヴィリャクレセスの真髄

 

Finca Villacreces

海抜710m、ドゥエロ河のすぐ横に拓かれた平坦な畑は偉大なベガ・シシリアに隣接!13世紀にブドウ栽培開始、『リベラ・デル・ドゥエロ』の黄金地帯に構える歴史あるワイナリーです。

ピングスのピーター・シセックも認めたそのポテンシャル!2004年までシセックが畑の一部を借りていました。

ペトリュスをはじめポムロールの有名シャトー御用達のダルナジュー社のバリックは、職人が認めた超一流シャトーにしか使用が許されません。スペインで使用が許されているのはフィンカ・ビリャクレセス、ベガ・シシリア、ピングスの3社のみ!


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かかく

フィンカ ビリャクレセス、ビリャクレセス
リベラ・デル・デュエロ 赤

Finca Villacreces. " Villacreces " 2008
Ribera del Duero D.O


産地 : スペイン、カスティーリャ・レオン州、リベラ・デル・デュエロDO
生産者 : フィンカ・ビリャクレセス社(オーナー:ゴンザロ・アントン氏)
醸造責任者 : アンゲロ・オルテガ
ブドウ品種 :  ティント・フィノ84%、カベルネソーヴィニォン10%、メルロ6%
栽培 : ビオロジック。収量制限は剪定と芽かきで行い、グリーンハーヴェストしない。
醸造 : 10月2週目から3週目に手作業で収穫し、容量15kgの箱に入れてセラーに運ぶ。選果台で2回選果をし、除硬後、破砕せずにステンレスタンクでアルコール発酵。抽出はピジャージュで行う。マロラクティック発酵はステンレスタンク、木製の発酵槽とフレンチオークのバリックをワインごとに使い分けている。フレンチオークのバリック14ヶ月(ダルナジュー社&タランソー社製)
アルコール度 : 14.0%
容量 : 750ml
生産量 : 本
タイプ : 赤ワイン。フルボディ
 ビオロジック(キャノピー・マネジメント)
参考評価 : 
2006Vnt : ワイン・アドヴォケイト94、ワイン・スペクテイター90、
インターナショナル・ワイン・セラー90、ギア・ペニン92

ベガ・シシリアに隣接し、以前はフロール・デ・ピングスに使われていた畑のブドウから造られるフィンカ・ビリャクレセスの真髄。モカやエスプレッソ、スモーク、スパイスボックス、赤や黒のベリー系果実が広がるアロマティックな香り。細かく豊富な豊かなタンニンを覆うかのような、幾重にも層をなす濃厚な果実。エレガントな酸がワインに華やぎとエネルギッシュなキャラクターを与えている。非常に凝縮しているが、同時にピュアで透明感が高く、長くフローラルなフィニッシュは輝くように美しい。

  

今やスペインだけでなく国際的にも最高のワインの生産地として名高いリベラ・デル・ドゥエロは、その名の通りドゥエロ河の河岸に沿って広がるD.O.である。畑の海抜は700m以上と高く、標高が上がるにつれ、土壌は丸い小石が混ざった砂主体の沖積土から、石灰や粘土を多く含むものへと変化する。暑く乾燥した夏と極寒の冬をもたらす大西洋の影響を受けた大陸性気候は非常に厳しく、年間2400時間という恵まれた日照、少ない降雨、時には30度にも達する昼夜の寒暖差がブドウのクオリティを磨き上げる。特に西側地区は高品質のワインを産出するリベラ・デル・ドゥエロの黄金地帯として知られ、ベガ・シシリアをはじめ著名ワイナリーが数多く本拠を構えている。ちょうどその中心に位置するフィンカ・ビリャクレセスも例外でなく、ロバート・パーカーから最高評価の5ツ星を受けるリベラ・デル・ドゥエロの代表的生産者である。

海抜710m、ドゥエロ河のすぐ横に拓かれた平坦な畑は、偉大なベガ・シシリアに隣接している。1980年頃に植樹された40haの畑から自社でワインを造る傍ら、2004年までピングスのピーター・シセックにその一部を貸していたというのだから、土地のポテンシャルは明らかだ。その当時からフィンカ・ビリャクレセスのワインは高い評価を得ていたが、2003年に醸造所を譲り受けたゴンサロ・アントンはより高みを目指すため、植樹も含めて畑を整備し、セラーに最新設備を整えるなど、1年かがりで大規模な改修を行った。

ゴンサロはエル・ブリのフェラン・アドリアなどスペインのトップシェフ達と親交が深く、自らもバスク地方でミシュラン1ツ星のレストラン、サルディアランを経営する人物である。自分や親しい友人のレストランに見合うモダンで洗練されたワインを造るため、クオリティの産地にある最高の醸造所を求めた彼にとってフィンカ・ビリャクレセスは申し分ない選択だった。

新たに植樹した畑も含め、栽培にはビオロジックを採用。元々カビ病が発生しにくい気候だが、最大限の通気性と日照を得るために手作業でのキャノピーマネージメントは欠かさない。また、河由来の砂利を多く含む砂質土壌は保水性に乏しく、ブドウの生育を健全に保つために干ばつ対策はより徹底している。

これらの入念な畑仕事と、徹底的な剪定と芽かきにより得られた低収量のブドウは区画ごとに収穫され、さらに選果台で優良なブドウのみが厳選される。非常に清潔で機能的なセラーには容量・材質が異なる様々な発酵槽が区画によって使い分けられ、熟成にはフランスのダルナジュー社やタランソー社のバリックが用いられる。ダルナジュー社は、ボルドーの一流シャトーであっても同社の眼鏡にかなった生産者しか取引できないことで知られる。樽職人のサインがひとつひとつ刻まれたバリックはクオリティの証であり、ワインがオークの強さに負けない力を秘めていることの証明でもある。因みに、スペインでダルナジュー社のバリックの使用が認められているのは、ベガ・シシリア、ピングス、そしてフィンカ・ビリャクレセスのみだという。

現在3種類のワインを手掛けているが、クリアンサやレゼルバという、時には玉石混合の従来のスペインワインのカテゴリーにはこだわらず、クオリティのみを追求している。世界的に非常に高い評価を受けているが、輸出よりもスペイン国内での販売、特に顧客と生産者のそれぞれの顔が見える直接販売を重視しており、そのリストにはマルティン・ベラサテギやアルサックなど、一流のレストランが名を連ねる。現オーナーのゴンサロが目指した通り、フィンカ・ビリャクレセスは現代のガストロノミー最高のワインを世に送り出している。

 
 
 

 

 

 

 


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