産地 ： イタリア、トスカーナ州 、
格付け　：　ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノDOCG
生産者 ： イカリオ社
畑・土壌　：　フチーレ。南南西に位置し、ミクロクリマに恵まれた土地
土壌はプライオシーン（新鮮世代）のもので、粘度質。
ブドウ品種 ： サンジョヴェーゼ・グロッソ100％
収穫　：　手摘み
発酵・醸造　：　ステンレスタンクを用い、９〜１０日間かけてアルコール発酵。その後１８〜２０度でマロラクティック発酵を行ない、２５hlのオークの樽で１５〜１８ヶ月間熟成され、瓶詰め後約６〜８ヶ月の熟成を経て出荷
生産量　：　２，２００本
アルコール度 ：　１３．５％
容量　：　７５０ml
タイプ　：　赤ワイン。フルボディ

2002Vntが初リリースのモンテプルチアーノDOCG。
イカリオの通常のモンテプルチアーノDOCGはサンジョヴェーゼにカリニャーノ、モロニーノ等を１０％程度ブレンドされていますが、“ヴィタロッチャ”はサンジョヴェーゼ100％。畑、熟成期間は同じですが、選別されたブドウを使っているのがテクニカルな特徴です。

しっかりしたルビー・レッド。ブラックベリーなどの完熟べりーの香り。果実味中心の上品な味わいです。すでに美味しく飲める状態にあります。
(2007/06/04テースティング）

　

	ICARIOは1998年に設立された若いカンティーナ。モンテプルチアーノ郊外、ヴァル・ドルチャの丘陵地帯の“ポデーレ・フチレ”にあります。透明な湧水と強い粘度氏質の土と凝灰岩の丘陵はうねるように連なり、ミクロクリマを演出しており、ブドウ栽培には調和のとれた適した土地です。 海抜４５０〜５００mに位置し、１haあたり6000〜6500本を植樹密度として、トスカーナのモンテプルチアーノの「高貴」な土地に敬意を払い、ワイン造りを行なっています。
ICARIOのロゴマーク エトルリア人たちによって残された大理石の羽目板に、トリトン（ポセイドンの息子）の尾をつけ翼のある馬が描かれており、イカリオはこれをロゴマークに用いました。おそらく神話のペガサスの原型であると言われています。 カンティーナ名は、イカリオのあるアッティカに伝わる、ディオニソス（＝バッパス）と共にワイン文化を広めるために“イカリオ”という人を神々は世に送り出したとの伝説からとったものです。