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【 Winart
27 夏号
】のイタリアワイン特集の
巻頭特集1「今、飲むべき、注目すべき20本」にアルジャーノ、スオーロ2001が取り上げられています。その一部を転記します。
- 新しい生産者が増え続けるモンタルチーノ。現在、ロッソ・ディ・モンタルチーノを造り、ブルネッロのリリースを待っているワイナリーは数えても片手では収まらない。サンジョヴェーゼ品種とモンタルチーノという土地が再評価されているということである。だが、既存の造り手は、樹齢40年を超すと植え替えることが多い。他産地と比べて樹の寿命が短いのは、劣ったクーロンの使用、もしくは多産ゆえの酷使ゆえだろうか。ワイン街道の両脇にきれいに仕立てられた若い樹の畑がひろがっている。アルジャーノも植え替えの準備をしていたが、気鋭のエノロゴ、ハンス・ヴィンデングは、45年の樹齢に達し、ヘクタールあたり3t程度しか収穫できなかった畑から、新しい可能性を探る道を選んだ。ブルネッロ、そしてフランス品種のブレンドであるソレンゴに続く、新時代のフラッグシップワイン、土壌を意味するスオーロと名付けられたワインが、こうしてうまれた。
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