この土地は“レ・トロワ・クロワ”(3本の十字架)と名付けられ、その名前はこの土地の葡萄の木が育つフロンサック、セイヤン、サンテニヤンの3つの村にそびえる3つの教会の塔に由来しています。
この葡萄園はフロンサック地方(海抜80メートル)の最も高い地点に位置し、河の谷間を見渡せる素晴らしい景色が楽しめる場所です。サンテミリオン、ポムロールもここから見渡すことができます。
更にシャトー・レ・トロワ・クロワはこの地域では最も古い敷地の一つとされ、その貯蔵庫に通ずる入口にかかる石のアーチは1712年に建造されたものです。
長年シャトー・ムートン・ロートシルト家のテクニカル・ディレクターとして、Ch.ムートン・ロートシルト始め、オパス1やアルマヴィーバなどあらゆるロートシルト家のワインを手がけてきたパトリック・レオン氏は、この地を大変気に入り1995年に購入、住居もここに移したほど。
パトリック・レオン氏は2003ヴィンテージを最後に引退しアドヴァイスをする程度で、現在このシャトーはファミリーによって引き継がれ、子息を中心として質の高いワインを生産しています。