産地 ：　ボルドー、サンステーフ村
格付け　：　1885グランクリュ２級
生産者　：　Ch.コス・デス・トゥーネル元詰め
ブドウ品種　：　カベルネソーヴィニォン６５％、メルロ３５％
新樽使用率 ：100%

ラヴェルのパゴタ風のシャトーが特徴的です。かってボルドーからインドに向けて船摘みされたコス・デス・トゥーネルは、数ヶ月後何かの事情でそのまま積み出しのボルドーの港に戻ってきた。赤道を越え長い間船でゆられたワインです。荷主は腐敗しているものとガッカリしながら、戻ってきたワインをテースティングしたところ、すばらしい香りでまろやかな口あたりになっていたという。船のラッキングと温度がこのワインに良い熟成をもたらしてくれたのです。以来コス・デス・トゥーネルには「インド帰りのワイン」ともてはやされたと言われる。
1998年ベルナール・タイヤングループに買収されたが、取り引き価格はスーパーセカンドとして常に高価。

Robert Parker 1987 Best Wine　柔らかく肉付きの良い果実味、低い酸度。フィニッシュのタンニンも柔らかい。
1980年代で最も過小評価されているヴィンテージだが、特にポムロール、グラーヴ、それからメドック北部の、とても真面目に経営している（厳しい選定を行った）シャトーでは、ブドウがよく熟した感じのする、丸みのある、味のよいワインが驚くほどたくさん生産されている。生産された量は比較的少なかったというのに、バーゲン価格のままである。　

1987ラヴェル

99/01/24ワイン会で1986 を飲みました。