アボリジニのドリームタイム（創造神話）
アボリジニは、オーストラリアの先住民族で、今からおよそ６万年前からこの大陸で、狩猟生活を送っていました。文字を持たなかった彼らは、生活の知恵をはじめ、儀式の方法、部族の歴史など、あらつることを口承で伝え、中でも神話は大変重要なものでした。神話の中の彼らの世界観は、『ドリームタイム』と呼ばれ、大地が生まれ、宇宙が創造され、動植物が独自の形になった遥か昔、全能の神や精霊たちが活躍する天地創造のことを伝えています。今を生きるアボリジニにとっても、神を語ることは常に身近なことであり、アボリジニの証、誇りを表現しています。
（インポーターのリリース・シートより）

『幸福のシンボル』−“ 亀 ”
亀は何千年もの間、アボリジニの狩の成功を導く生き物として登場してきました。今日でも、亀は丸太の上で日光浴をしたり、川にもぐる姿をみることができます。身体は水面下に残したまま蛇のような首を伸ばし、水面に出て呼吸をしているのどかな姿は、幸福のシンボルとして、人々から愛されています。