WineList 【 Us-320 】

父の意志を継ぐ
カリフォルニア・バイオダイナミックの雄
Daniel Fetzer



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ジェリコ・エステイト
メンドシーノ　ピノ・ノワール

Jeriko Estate
2005 Mendocino Pino=Noir

産地 ： カリフォルニア州、メンドシーノ郡南部セイネル・ヴァレー
生産者 ： ジェリコ・エステイト
オーナー　：　ダニエル・フェッツァー
ワインメーカー　：　ジョージ・ヴィエッラ
設立　：　１９９７年
品種 ： ピノ・ノワール（ポマール667＆ディジョンクーロン115のクーロン)
収穫　：　2005年９月手摘み（24％Brix以上）
貯蔵・熟成　：　300Lのオーク樽（新樽２０％。フレンチ、アメリカン、東欧の混合）で１２か月以上
ボトリング　：　2007年５月
アルコール度 ： １４．７％
容量　：　７５０ml
平均生産量　：　約３６００ケース
タイプ　：　赤ワイン。　ミディアム〜フルボディ
ビオデナミ

明るいやや濃いめのあずき色。ベリーやチェリーなどの赤い小さい果実の香りとちょっぴりブラックペッパーなどの香辛料とロースト香、ヴァニラも。口に含むとやさしくエレガンスではあるが、濃縮した果実の味わいがしっかり。ソフトでシルキーな余韻が心地よく長い。


ダニエル・フェッツアー

　


ジョージ・ヴィエッラ

1992年、父バニー・フェッツアーは日本でも有名なオーガニックワイナリー「フェッツアー・ヴィンヤード」を手放すことに。商業的にあまりにも成功を収めてしまったため、家族での経営では不十分になったのです。

５歳のときから父にブドウ栽培とワイン造りを教えられてきたダニエルは父の死後、1997年同じメンドシーノでワイン造りをはじめます。地球温暖化がささやかれる現在、彼はより冷涼な土地を選び、この地に最適なクーロンを見つけることから始めました。

現在は、シャルドネ、ピノ・ノワール、メルロ、シラー等が栽培されています。もちろん、全てがオーガニックであり、2004年からはより上のステージを目指し、バイオダイナミック農法を実践しています。それによって一層ブドウの特徴がはっきりしたワインは、論証上長寿で強く、より明快な活力を帯びるようになりました。

突出したワインを造ることを誇っていた父から受け継いだ、古代のブドウ栽培の技術と魂の全てに加え最新のテクノロジーを駆使し、ダニエルもまた突出したワイン生産を目指します。

父親がそうであったように、彼のオーガニックやバイオダイナミックに対する情熱は、この地の他のワイナリーの良き手本となるとともに、バイオダイナミックの先駆者として多くの醸造家を導くものと思います。

　

　

　
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