[ Wine List S-5335 ]

ファミリー・ボデガが造る
ビオデナミのワイン

日本向け、スペシャルボトル


 

 

エウダルド・マッサナ・ノヤ
エコロヒコ ティント
ペネデスDO 

Eudald Massana Noya
2008
& 2012 Ecologico Tinto
Penedes D.O


生産地 : スペイン、カタルーニャ地方、ペネデスD.O
生産者 : マッサナ・ノヤ家
品種 : テンプラニーニョ100% 
アルコール度 : 12.0%
製法・熟成 : 
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。 ミディアムボディ
ビオデナミ
 

日本のインポーターに懇願され、ビオデナミに則りできたワインの中から、特別に日本向けとして瓶詰めされました。
あくまでも日本向けのスペシャル・ボトルのため、ボデガとして正式のラヴェルがありません。通常裏ラヴェルとして用いられるラヴェルを正面に貼付しただけの簡素なもの。

フランボワーズのような心地よい香りに、ふくよかな果実味。やさしい酸がエレガント。しっかりした輪郭を求めるのでしたなら、抜栓後少し時間を経た方が良いでしょう。

 
 エウダルド・マッサナ・ノヤ社はバルセロナから車で約1時間のサンパウ・ド・オダルに1600年からブドウ栽培を続けており、現当主のエウダルド氏で8代目となります。1917年からカヴァの生産を始め、1994年に会社組織になりました。
所有する畑は65ha。そのうち30haはオーガニック専用の畑。しかもエウダルド氏の言うオーガニックというのは、月の暦に合わせたものだというのですから、実質ビオデナミです。
2006年からは全てオーガニックになりました。つまり、100%ビオデナミの手法に則るワインです。
 
会社組織といっても正社員はたった5名の家族的なモノ。ワインは農産品なのだから工場生産のカヴァは造らないとエウダルド氏。
マッサナ・ノヤ社を訪ねたインポーターの営業の話では
「デゴルジュマン、ドサージュのラインは1本しかなく、しかも滓抜き・打栓作業が変わっている。普通、瓶口を凍らせて滓を抜くのが教科書通りのやりかたなのですが、ここでは凍らせず、そのまま作業をしているという。それが昔からのやり方で、なんの問題もない。むしろこちらの方が良いとさえいっている。そしてそはほんの一瞬のできごとで、あっという間に滓抜きと打栓が終わっている。正に職人の完成された技だと。」
 
まるでジャク・セロスのようです。ア!ジャック・セロスよりマッサナ・ノヤの方が歴史が長かったです!!!
エウダルド氏の頑固さというか、ポリシーを曲げないこぼれ話しをひとつ。
それは、今年(2014年)の8月初旬のことのようです。
スペインワインも今年(2014)は新酒を!と、企画したインポーターが、新酒の話しをエウダルド氏にもちかけたところ、なんとかOKが出た。
さぁ、今年はスペイン新酒元年と意気込んでいたところ、リリースされるのはボジョレー・ヌーボーの後になるらしいことが判明。インポーターではあわてます!ボジョレー・ヌーボーの前に売り切りたいところ、後ではどうしようもない!
エウダルド氏を必死に口説いたが、答えは
「ウチのワインはそんなに早くリリースできない!頑張っても11月下旬」
と、折れなかった・・・。
こうして、マッサナヤ・ノヤ社からの2014年スペイン新酒の企画は、予約募集直前になって消えました。
インポーターだけでなく、当店でも、HPまでできていたのですが・・・。
当のエウダルド氏は喜んでいるのでしょう。きっと。

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