ビノ・デ・アグハについて、ポルテル・ブラン・ダグージャ Portell
Blanc
d'Agullaのつくり手のビニコラ・デ・サラルのモニカ・ペレジョ女史にビノ・デ・アグハについて聞いてみました。
(以下インポーターのリリース・シートより転記)
●ビノ・デ・アグハとは?
ビノ・デ・アグハは、温度20℃でのアルコール度数が9度以上で、ガス圧は1バール以上2.5バール以下の微発泡ワインをビノ・デ・アグハといいます。
●何で、カバではなく、ビノ・デ・アグハというワインが生まれたのですか?
発泡ワインというとカバを思い起こされる方も多いですが、ビノ・デ・アグハとカバはその醸造方法が全く異なります。カバの製法である伝統的醸造法は昔ながらの醸造法で二次発酵を瓶の中で行います。一方、ビノ・デ・アグハは発酵を温度、圧力をコントールしたステンレス製の大型タンク内で行うため、大量生産が可能です。
●ビノ・デ・アグハはどのようにつくるのですか?
弊社のビノ・デ・アグハは微発泡ワインですが、この炭酸ガスはすべて二次発酵による天然のものです。ですから、ガスの注入は一切行っておりません。二次発酵については密閉タンクにて行っており、温度、圧力をコントロールし、エレガントで生き生きとした繊細な泡の微発泡ワインができます。
ビノ・デ・アグハは、厳選されたワインから作られています。弊社のポルテル・ブラン・ダグージャには、マカベオ(ビウラ)とパレジャーダからつくられたワインを使用しています。
また、弊社は微発泡ワイン醸造において、最新技術を取り入れた微発泡ワインの醸造を行っているワイナリーのひとつであり、上質なワインをご提供できると自負しております。
●ぶどう品種マカベオ、パレジャーダの特徴、役割を教えてください。
弊社のポルテル・ブラン・ディ・アグージャには、土着品種であるマカベオ(ビウラ)とパレジャーダを使用しており、これらのぶどう品種はこのワインをつくるのにとても適しています。
マカベオ(ビウラ)は白ぶどう品種で、果粒の大きさが中くらいのとても甘みのあるぶどうです。私どものぶどう畑のある標高では、香りが大変強いぶどうができ、このワインに豊かな香りをもたらしてくれます。
一方、パレジャーダも白ぶどう品種で、こちらは果粒が大きく、そのモスト(果汁)は酸のバランスがよく、ワインに粘度をもたらしてくれます。
これらふたつのぶどう品種をブレンドすることで、丸みのある、ストラクチャーのしっかりとしたワインができるのです。これら二種のぶどう果汁と私たちの誇るすばらしい醸造技術によって、ストラクチャーのしっかりとした、繊細で持続力のある、エレガントな泡をもったビノ・デ・アグハが生まれるのです。
●スペインでは、一般的にどのようなシーンでこれらのワインを飲むのですか?
ビノ・デ・アグハは、スペイン国内では特に春から夏にかけて飲まれております。口当たりはフレッシュで、軽い泡が心地よく、またアルコール度数も低いので、魚介料理や前菜、パスタなど、軽いお料理とよく合います。
このタイプのワインは甘みもあり、飲みやすいワインなので、普段ワインを飲みなれない方々にも、おススメできるワインです。
●最後に、Portellの名前の意味を教えてください。
"Portell(ポルテル)"は今現在ビニコラ・デ・サラルの醸造施設のある場所にかつてあったぶどう畑の名前で、その名をブランド名に採用しました。カタルーニャ語で「扉、入り口」を意味しますが、古い表現なので最はあまり使いません。