WineList 【 P-8700 】

シングル・ヴァインヤード
パナシュカルのヴィンテージ・ポート

ポルトガル国旗

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フォンセカ・ギマレンス
キンタ・ド・パナシュカル
ヴィンテージ・ポート

Fonseca Guimarans
Quinta do Panascal
1987 Vintage Port


産地 : ポルトガル、ドウロ河上流
生産者 :フォンセカ・ギマレンス社
キンタ・ド・パナスカルブドウ園、トラシオン畑
品種 : トウリガ・ナショナルトウリガ・フランセーザティンタ・カンティンタ・バロカティンタ・ロリス
アルコール度 : 20.5%
ヴィンテージポートは、ボルドーやブルゴーニュのワインの出来を評価するためのヴィンテージとは、少し意味合いが異なります。ワインそのものは、秀逸なのにシッパーのハウススタイルと合致しないために、ヴィンテージ宣言されない場合もあります。
実際、'93年に大半のシッパーは'91年ものをヴィンテージとすると宣言したが、フォンセカでは行われず、翌'94年に'92年をヴィンテージと宣言したのです。また、ヴィンテージ宣言は10年間に2〜3度くらいしか行われず、2年続けて行われることもありません。年が並ぶと必ず一方が他の影を薄めてうすめてしまうからです。これを防ぐためにもヴィンテージ宣言は収穫後18ヶ月経って次のワインの出来を見定めてからになるのです。
フォンセカにはヴィンテージと名前がつくポートは3種類あります。ヴィンテージ宣言に基づいてフラッグシップとなっているのが、フフォンセカ・ヴィンテージ・ポートです。15年から20年以上も瓶で熟成されることにより、やっと飲み頃を迎え、その生命力は50年以上にもなります。
一方、ヴィンテージ用として樽で発酵、取りおかれたが、わずかにフォンセカ・ヴィンテージの宣言されなかったポートは、ギマレンス・ヴィンテージと宣言され、フォンセカ・ヴィンテージに次ぐものとされます。やはり瓶熟成には10年以上を要し、生命力も30年以上は可能です。1952年以来フォンセカ・ビンテージは10回宣言されたのに対して、ギマレンス・ヴィンテージは18回宣言されています。
もう一つのヴィンテージは、パナシュカル農園の単一収穫のもので、パナシュカル・シングル・キンタ・ヴィンテージ・ポートです。これは、1978年に取得したパナシュカル農園、トラオン畑からのもので、フォンセカ社のスタンダード・ヴィンテージ・ポートといった存在です。
一般に、ヴィンテージ・ポートにまわされるワインは、生産量の3%ほどと言われますから、フォンセカ・ヴィンテージやギマレンス・ビンテージだけでなく、パナシュカル・ヴィンテージにおいても秀逸した品質のポートワインと言えます。


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