イタリア、カンパーニャ州、ヴェスーヴィオ火山の麓に位置する、1878年創業のマストロベラルディーノ社。
1700年代には自社で瓶詰めを行い、ブドウ作りを行っていたのはそれより遥か歴史を遡る、由緒あるワイナリーです。時代の波の中で、周囲のワイナリーが国際品種に植え替えを行う中でもカンパーニャで唯一、頑なにカンパーニャの地品種に拘り、テロワールを重視し、量より質を求めたワイン造りの道を歩んできました。
歴史と伝統を重んじながらも最新の設備を取り揃え、今やイタリアだけはなく、世界的にトップの評価を受けるまでになっています。
その格式の高さと信頼性からも、イタリア政府機関より、ポンペイの遺跡から発掘されたブドウ畑よりワインを造るプロジェクトを唯一託されるなど、イタリアを代表する生産者です。
【 所在地
】 カンパーニャ、アトリパルダ
【 年間生産量 】 約200万本
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栽培
( 1 ) 畑の所有面積 自社畑 : 150ha 契約畑
: 150ha
( 2 ) 契約畑の管理
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自社畑の手入れは勿論のこと、契約畑も自社畑と同様に管理
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農業の専門課程を卒業した専任スタッフが2名おり、常時契約農家の管理をする。
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個々の契約農家は20年以上の取引実績があり、マストロベラルディーノの理念を完璧に理解している。
( 3 ) 栽培管理 畑に無線センサーを配置
・目的 :
畑の気温、湿度、日照量、日照時間などが全て研究室にデータ管理される。
・効果 :
収穫の時期の決定、病害の回避、過去との比較などに役立つ。
( 4 ) 気候
南だが、ピエモンテのアスティ地区に近い、微小気候が存在。涼しくて、適度な湿度がある。
● 醸造
( 1 ) セラー
1700年代から続く、古いセラー。1980年に大きな地震があり、その時に一部改修・補修を行ったが、古いセラーを引き続き使用。この当時のセラーの壁には微孔が存在し、温度と湿度の調整に役立つ。
( 2 ) 醗酵・熟成樽
1,250個ほどオーク樽を所有。種類は2つ。
1. 225L
産地 : ヴォージュ・アリエ
使用年数 : 5年ほど使用する。
対象商品 :
アリアニコIGT、白ワイン、タウラージなど。
2. 4,700L
産地 : スロヴェニア
使用年数 : 10年ほど使用する。
対象商品 : タウラージ
( 3 ) 醸造スタッフ
・ コンサルタントにボルドー大学教授で著名なDenis
Dubourdieu(ドニ・デュブルデュー)氏を起用
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マストロベラルディーノ専任エノロゴとして、ディーノ氏。醸造には計6名のスタッフ。
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