ディスカバリー、タスカン

産地：イタリア、トスカーナ州、キャンティ・クラッシコ南部のカステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区
格付け：　トスカーナ I.G.T
生産者：　トライーニ社（オーナー：ピエール・ルイジ・トライーニ氏）
醸造責任者＆マネージャー　：　ディエゴ・ボナト氏
醸造コンサルタント　：　ミシェル・ロラン氏
ヴィンヤード・コンサルタント　：　アンドレア・パオレッティ氏
品種：　カベルネソーヴィニォン７５％、サンジョヴェーゼ２０％、カベルネフラン５％
発酵・熟成期間：　完熟した葡萄のみを選別する為に2度にわたる選果。温度管理可能な木製の醗酵層で醗酵。30日間のスキンコンタクト。4-6時間おきの手作業のピジャージュ、ルモンタージュ。週に一度デレスタージュ。フレンチバリック(新樽率70%)でマロラクティック醗酵後同バリックで16ヶ月(熟成期間中の最初の6ヶ月は澱と共に）熟成後、瓶熟12ヶ月。
アルコール度　：　１３．５％
容量　：　７５０ml
生産量　：　(2006Vnt:6,000本、2007Vnt:12,000本、2008Vnt:不明)
タイプ　：　赤ワイン。　フルボディ
標準小売価格　：　６，１９５円
　；　有機栽培
評価　：　現行２００８Vnt
ガンベロ・ロッソ2012…トレ・ビッキエーリ
ドゥエミラヴィーニ2012…4グラッポリ
ワインアドボケイト…90pt

ガーネットがかった濃いルビー。干した黒色果実やシナモン、パプリカ、バニラ等の複雑でピュアな香り。ストラクチャーが非常にしっかりしており、タンニンがまろやかで柔らかく、口中でも果実、パプリカのアロマが感じられ、後味にバニラやカンゾウの風味が現れます。

トスカーナ北部のガラファニャーナの貧しい家に産まれたピエール・ルイジは、小さな頃から「貴族の様にワインを造りたい」と願い、サクセス・ストーリーを信じカナダに渡り、カナダで最も大きな運送業者となります。 そして1998年にトスカーナへと戻りキャンティ・クラッシコの南部カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区に畑を買い、醸造所を設立します。 近代的な醸造設備を取り入れ、醸造のコンサルタントにはシンデレラ・ワイン請負人ミシェル・ロランを、栽培のコンサルタントにはアンドレア・パオレッティとダニエル・シュスターを起用しまたたく間にキャンティ・クラッシコ地区のトップ生産者に踊り出ました。アンドレア・パオレッティのコンサルタントは相変わらず細かい指示で1 本の樹に対して 1 �uの葉を茂らす。そして一株 1kg 程度に葡萄の房も揃える。これが多すぎず少なすぎず調度良いバランスとの事。 またトライーニで特徴的なのがスタッフ全員が30歳前後の若いスタッフだという事です。 当初はミシェル・ロランのコンサルタントを中心にワイン造りが行われてきましたが2007ヴィンテージからは若いスタッフが中心となりアッサンブラージュされた「よりトライーニらしさ」を目指したワインがお楽しみ頂ける様になる予定です。

オーナー： ピエール・ルイジ・トライーニ氏

トライーニの畑はキャンティ・クラッシコ南部のカステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区に位置します。 すぐ東南にはガイオーレの秀逸な生産者サンジュースト・ア・レンテンナーノ。更に東側にはベラルデンガの代表生産者フェルシナ等優良生産者がひしめき合うキャンティ・クラシッコの一等地で特に力強いサンジョヴェーゼが産み出されると言われております。 アル・パッソが産み出される畑は、標高320mに位置し土壌は粘土質土壌とこの地域の一番の特徴であるガレストロ。 ミネラル感がよく出てスパイスやバルサミコのニュアンスもでる土壌との事です。

ミシェル・ロラン氏　　ディエゴ・ボナト氏　　アンドレア・パオレッティ氏　　マリア・グアリーニ女史

　●i-5540　トライーニ、アル・パッソ　トスカーナIGT

　●i-5541　トライーニ、ヴァルディサンティ　トスカーナIGT

　●i-5542　トライーニ、ピッコネロ　トスカーナIGT