サン・ジョヴェナーレはローマより北東に60km程の、ラツィオ州ブレーラに位置する生産者です。オーナーであるエマヌエーレ・パングラツィが2005年にこの地を訪れた際一目惚れし、翌年ここの畑を購入し設立されました。コンサルタントには、プレミアム・モンテプルチアーノ「クルニ」を造るオアジ・デリ・アンジェリのマルコ・カゾラネッティを起用。マルコは、ラツィオにて高品質なワインを造りたいというエマヌエーレの思いに賛同し、ラツィオでのコンサルタントを引き受けました。
栽培面積は合計10ha。全てICEAよりビオロジックの認定を受けた畑です。土壌は小石が多く転がる粘土質土壌。ティレニア海に近く、海風が畑を健康に保ちます。ここのテロワールがローヌ渓谷と酷似していると気付いたマルコの助言により、シラーやグルナッシュ、カリニャンなどを植樹しました。畑はオアジ・デリ・アンジェリと同じく11,000本/haという高密植率。最近植えた畑は、なんと43,000本/haという超高密度です。葡萄の樹1本から1~2房しか収穫しない為1haあたり15hl程と非常に少ない収量です。仕立てもオアジ・デリ・アンジェリに習い、虫除け効果のある松とユーカリの支柱を使いアルベレッロに仕立て、使用する肥料も海藻や蜂の巣から造ったものを使っております。醸造所に関しても太陽光発電などを行う、環境に配慮したワイナリーを建設。地下が熟成用のスペースとなっており、重力のみでのワインの移動を可能にしています。熟成に使うバリックは4年から5年乾燥させた上質な木材を使用しております。(通常のバリックは2~3年乾燥させたものを使用。)
インポーターのHPより転載