【 トッレヴェント社 】
カステル・デル・モンテ近郊に位置するワイナリー。
そのワインは品質面で高い評価を獲得、海外マスメディアの評価が高い。その生産量の多くがウーヴァ・ディ・トロイア種であり、この葡萄の個性を最大限に引き出しています。
プーリアのこの地に1700年から存在したとされる畑は、現当主、フランチェスコ・リアントニオ氏の祖父が1948年に購入。1989年より自社瓶詰めを開始し、当時修道院跡であった場所を修復し、ワイナリーの一部としています。
ワイン名の由来にもなっている「カステル・デル・モンテ」は、神聖ローマ帝国皇帝フェデリコ2世が建設した城で、軍備施設を持たず、攻撃防御が出来ない構造となっています。
存在の理由が現在も謎とされており、夏至にはこの中から天空にヴェガ(北極星)が一望でき、宇宙的な力を得るためであったなど、神秘的な伝説も持ちます。1996年に世界遺産に登録され、イタリアにおけるユーロ1セントコインのデザインにも使用されています。
この城がトッレヴェントのブドウ畑を見守ってきたのです。
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