WineList 【 i-3757 】

プロセッコがおもしろい

極めればクリュ・プロセッコ
Cartizze

 

〜 DOCG プロセッコ 〜

プロセッコ。イタリアの心躍る発泡性のワインを想像させるこの固有名詞を含んだ原産地呼称は、大きく分けて2つ存在する。
コネリアーノ、ヴァルドッビアデネ、コッリ・アゾラーニ、アゾラらの村々に限定されたDOCGと、それらが
2009年にDOCG昇格した際の受け皿として、同年に誕生したDOCプロセッコである。
プロセッコ(グレラ種)の品種名だけで構成されたDOCは、ヴェネト州全域からフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のヴェネツィア、トレヴィーゾ、ウディネ、トリアステの各県までの広大なエリアにまたがり、世界中から増大する需要を賄う。

 

アダミが畑を所有するSt.Stefano(サント・ステファノ)を含むヴァルドッビアーデネ町の僅か106haは特別な気候の良さからCARTIZZE(カルティツェ)として周知されており、このエリアから産み出されるプロセッコは生産者が独自にラベルに「CARTIZZE」の表記を行っておりました。

そして2009年のプロセッコのDOCG昇格に伴いカルティツェは「D.O.C.G. VALDOBBIADENE SUPERIORE DI CARTIZZE」として正式に「CARTIZZE」を表記できるようになりました。

カルティツェから産みだされるワインは香りに複雑性があり 200種の香りがあるとも言われ、生産量はプロセッコ全体の約4% 現地でも稀少なワインとして珍重されております。
原産地呼称:D.O.C.G. VALDOBBIADENE SUPERIORE DI CARTIZZE。
ヴァルドッビアーデネの中央に位置しプロセッコの中でたった4%しか造られない最高級品がカルティツェです。

 

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アダミ、カルティツェ ドライ (プロセッコ)
ヴァルドッビアーデネ スペリオーレ ディ カルティツェ

Adami. Cartizze Dry 750ml
D.O.C.G.Valdobbiadene Superiore di Cartizze


産地  : イタリア、ヴェネト州、トレヴィーゾ県、ヴァリドッビアーデネ村カルティツェの丘
原産地呼称 : ヴァルドッビアーデネ・スペリオーレ・ディ・カルティツェDOCG
生産者 : アダミ
品種 : グレラ(プロセッコ)種100%、(南斜面の自社畑)
収穫 : 9月20日〜10月10日
醸造 : 二次発酵はメソッド・イタリアーノ(スティール・タンクにて)
アルコール度 : 11%
残糖度 : 24〜26 g/l
総酸度 : 6g/L
気圧 : 4.80〜5.00 bar
容量 : 750ml
栓 : スプマンテ用マッシュルームコルク
タイプ : スパークリング・白。辛口(ドライ)
希望小売価格 : \5,040.
サービス : 良く冷やして(7〜9℃)イチゴなどフルーツやケーキと共にどうぞ。

 

 

評価 :
デキャンタ誌 : 94点

スパークリングワイン専門ガイド「スパークル」2016年版 : 
 最高評価5スフェーレ

ワイン・アドヴォケイト#185掲載 :  91point
これは疑う余地のない特別なワインである。洋なしやリンゴ、オレンジピールやスパイスなど、複雑かつ豊かな香りがグラスから溢れる。現市場において最高のプロセッコだ!

 

アダミは、現地イタリアでは非常に高い評価を受けており、世界3大映画祭のヴェネツィア国際映画祭でVIPルームで振る舞われたり、2009年アブルッツォで行われたG8サミットではサミット公式のワーキング・ディナーランチに採用される等、イタリアが国を代表するような様々な行事でも世界各国の人々に振る舞われております。
プロセッコとなるグレラ種(旧品種名はプロセッコ種)は香りが繊細でフレッシュな品種で特徴的な青リンゴや洋梨、ヘーゼルナッツのニュアンスが感じられる品種です。
アダミではそのグレラ種の特徴が見事に表現されており、泡のキメ細やかさが特徴です。何故アダミがプロセッコのリーダーであり、そして高い評価を受け続けるのかと言うと、丁寧な畑仕事と、他所では真似出来ない程の醸造所での途方もない労力の賜物です。

 

 アドリアーノ・アダミ社

オーナーでもありエノロゴでもある長兄フランコは、プロセッコ協会の会長も務めるなど地元でも一目置かれるリーダー的存在です。
1920年創業で円形競技型、南向きの大変恵まれた畑を持ち高品質へのこだわりから、プレスの圧力も通常は1気圧以下で搾る事が多い中、1.6〜1.7気圧まで上げます。

フランコ氏曰く
「ボディが強くなり長命になる。これ以上強くすると、雑味が出てくるギリギリの気圧」との事です。

アダミのプロセッコは、他生産者のプロセッコよりも若干割高ですが現地のレストランにおいては他のプロセッコに比べ一目置かれる存在で通常より高い価格帯でオンリストされております。とにかく 持続力 + エレガント な泡で“特別なスプマンテ”として扱われております。

◆スロー・フード協会発行Guida al Vino Quotidianoに掲載

現在イタリアでは『品質が高く価格も手頃なワイン』に対して注目を集めており、近年ガンベロ・ロッソを発行するスロー・フード協会も『品質の高い低価格なワインだけを集めたワインガイド・Guida al Vino Quotidiano』の発行を始めました。
そして選りすぐりの『高コストパフォーマンス・ワイン』が掲される中、エチケット付きで掲載されたワインの生産者に対して2007年の10月にトリノで授賞式が行われ、アダミのフランコ氏も参加しました。

 


受賞式でのフランコ氏

 
 
3大プロセッコって?
ルッジェーリ
ニーノ・フランコアダミの3社がプロセッコ・ディ・ヴァルドッピアデーネDOCのスプマンテを造るカンティーナの中で、とりわけ良質でワインジャーナリストの中でも評価が高いと言われ、この3社が3大プロセッコの作り手と言われています。もちろんヴァルドッビアーデネ・コネリアーノDOCGプロセッコの生産者です。

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