WineList 【 i-3460 】

アートラベルのキャンティ・クラシコ
Art on the Bottle. Fattoria Nittardi


視覚と味覚と嗅覚を一度に満たしてくれる最高の芸術品
1981年にスタートして以来、世界を魅了してきた
<アートラベル>のキァンティ・クラッシコ
フレンチバリックで熟成し、丸みと柔らかさに包まれた味わいを
モダンアートの作品を鑑賞しながらお楽しみあれ !

Casanuova di Nittardi 2007 " Tomi Ungerer"

 かかく

トミー・アンゲラー(フランス):漫画・絵本・風刺画家。ワイナリーの陽気な妻たちが、牧神の魅惑的な笛の音色で踊る。官能的でブラックユーモアを秘めたアンゲラーの世界は多くの人を魅了する。

 

Casanuova di Nittardi 2008 "Gunter Grass"

 かかく

ギュンター・グラス(ドイツ):1979年アカデミー外国語映画賞受賞の名作映画「ブリキの太鼓」で知られるノーベル文学賞受賞作家。彫刻家でもあり画家でもある彼は、神話をモチーフに、ブドウの房の上にのったカタツムリを描いた。カタツムリはグラス氏の作品の中でも重要な役割を演じている。

Casanuova di Nittardi 2009 " Pierre Alechinsky "

 かかく

ピエール・アレシンスキー(ベルギー):ベルギー王立アカデミー会員で、第二次世界大戦後の抽象表現主義的な傾向を代表とする<コブラ>創設グループの1人。1966年のシャトー・ムートン・ロートシルトもデザインした。渦巻くような独特のラインによるエネルギッシュな作風で知られる。

 


ファットリア・ニッタルディ
“カサヌオーヴァ” キャンティ・クラシコ

Fattoria Nittardi
"Casanuova"
2007 & 2008 & 2009 Chianti Classico DOCG


産地:イタリア、トスカーナ州(9)
格付け: キャンティ・クラシコDOCG
オーナー: ペーター・フェムフェルト
エノロゴ : カルロ・フェリーニ
品種: サンジョヴェーゼ97%カナイオーロ3%
単位収穫量 : 43hl/ha
発酵 : 手摘みで丁寧に収穫したブドウを容量105ヘクトリットルのステンレスタンクで発酵を行う。発酵温度は24〜28度、発酵期間は8日間。その後、フランス、アリエ産のバリックで6ヶ月間熟成。(2年使用の樽 ブランドはナダリー、ダンプトス社)その後、2〜3ヶ月間瓶内熟成。 
アルコール度 : 13.5%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。フルボディ。

 かかく

活き活きとしたルビーレッドで、ガーネット色へと向かっている。フルボディだがなめらかで、スミレの香りが強烈で、スパイシーな樽のノートによって支えられた軽いミネラルとともにレッドベリーの果実味が存在する。柔らかい組織があり、酸が活き活きとしているが、バランスは非常に良く、タンニンとアルコールが融合していて、洗練されたワインである。凝縮感があり、フルボディで、フィニッシュは余韻が長い。

 

ファットリア・ニッタルディ

  

ファットリア・ニッタルディの歴史は古く1182年まで遡る。当時、ニッタルディ領内の美しい城塞はシエナとフィレンツェを結ぶ主要街道の要衝であり、「Torre Nectar Dei=神々の酒の塔」と呼ばれていた。当時すでに秀逸なワインが造られていたことが、この名の由来になっている。16世紀にはルネッサンス期の三大巨匠の一人ミケランジェロ・ブオナロティが所有し、造られるワインは当時のローマ法王(教皇)ユリウス2世とレオ10世(最初のメディチ家出身の教皇)に献上されていたほどで、ニッタルディの土地の力とそこから生まれるワインのクオリティの高さはつとに有名であった。1983年より、現在のドイツ人当主、ペーター・フェムフェルト/Peter Femfertが所有している。キャンティ・クラッシコ地区の中心に位置する「カステリーナ・イン・キャンティ/Castellina in Chianti」(下図参照)の南向き斜面という最高の条件に恵まれた12ヘクタールの区画から、フィネスとパワーに満ちた優れたキャンティ・クラッシコが生み出される。

カルロ・フェリーニ

 

 

1954年フィレンツェに生まれる。1978年にフィレンツェ大学の農業化学学部の博士課程を主席で卒業した後、キャンティ・クラッシコ協会に勤務。1986年より1991年まで技術部門の責任者を務める。この間、協会のラボで研究に勤しむ一方、協会に属するワイナリーに葡萄栽培及び醸造に関する助言を与えるなど、キャンティ・クラッシコ地区におけるワイン・メーキングのスペシャリストとして地区全体のクオリティの著しい向上に貢献した。
フリーのエノロゴとして独立後、2003年、ガンベロ・ロッソで名誉ある「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれると、2003年にはイタリア・ソムリエ協会の「ベスト・エノロジスト」、さらに2007年にはワイン・エンスージアストの「ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれるという偉業を成し遂げた。この3冠を達成したのは、フェリーニの他にスーパー・タスカン<ソライア>、<オルネライア>の生みの親であるリカルド・コタレッラしか存在しない。今も変わらぬ彼の真の野心は、キャンティ・クラッシコ地区の主要品種サンジョヴェーゼの可能性の探求である


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