WineList 【 i-3275 】
モダン・バローロの礎を築いたドメニコが造るワインは国内外にバローロの代名詞として名を馳せる。 クレリコの集大成となるバローロ第一弾は、クリュ・バローロのクオリティを高めるため、これまで以上に厳しい選果が行われた結果誕生した。
チェリーやプラムなどのジューシーな果実、タバコ、革、スパイスの香り。 厳格なタンニンを備えた堅固なストラクチャー。フィニッシュは長く力強い。
クレリコのノーマル・バローロといえば、非常に難しい年だった2002ヴィンテージで 全クリュを格下げ・ブレンドしたものが想起されるが、このワインのフィロソフィは全く異なる。 例えるなら、これまでのクリュ・バローロがレベル10で造られていたとしたら、 今後はそれをレベル20にするために、かつてのクリュ相当のレベル10のブドウがノーマル・バローロに使われている。 クリュ・ジネストラ(チャボット・メンティン、パヤナ)主体にクリュ・モスコーニ(ペルクリスティーナ)がブレンドされているため、 ワイン・アドヴォケイトではチャボット・メンティンを思わせる「近親の従弟」と評される。