Wine List 【 D-101 】

国立醸造所のケラーマイスター
プリンツのワイン


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プリンツ
ハルガルテナー・シェーンヘレ
リースリング、シュペートレーゼ・トロッケン

Weingut Prinz
Hallgarteber Schonhell
1998 Riesling. Spatlese Trocken


産地 : ドイツ、ラインカウ地域、ハルガルテン村
生産者 : プリンツ醸造所
品種リースリング
格付けシュペートレーゼ
味わい : トロッケン(辛口)
アルコール度:12%

トロッケンとありますから、ワインの残留糖分は9%以下となっているはずで、およそ100エクスレ度の完熟ジュースをほぼ完全発酵しております。
12%というドイツワインにしては高いアルコール度は高発酵を物語っており、他国のワインと同じレヴェルで比較できる数少ない逸品です。

ワインに慣れ親しむにつれ「ドイツワインは甘くてどうも?」とおっしゃる方に(もちろんそれ以外の方にも)お勧めのワイン。かの田崎真也氏も「ドイツワインの真骨頂はシュペートレーゼ!しかもトロッケンもしくはハルプトロッケンがバロメーター」だと言っておりました。
30代のプリンツ氏はキュンストラーと並んでラインガウの若手トップの生産者です。ラインガウで無名の村ハルガルテンでわずか1,5haの畑から生産されるワインは、僅かな量です。なかでもこのクラスはほんの数十ケースだといいます。そのため日本のインポーターのリストに載せられることもなく、知っている人だけに振り分けれれるだけという稀少なワインです。
彼は自分の畑だけでなく、あのクロスター・エーバーバッハの国立醸造所のケラーマイスターも努めており、多分そちらが本業で、自分の畑は趣味・研究の域なのではなかろうか?と思われます。しかも、その酒質は常に国立醸造所のワインを上回っているといいます。
プリンツのワインはH・スチュワート・ピゴットの「ワイン・アトラス・オブ・ジャーマニィ」、ゴーミヨの「ドイツワインガイド」、ヒュー・ジョンソンの「ポケットワインブック」などなど、数々のワイン誌で絶賛されており、これは一ワインラヴァーとして体験するべきワインではないでしょうか?幸い、まだ価格が手ごろです。