マルイユ・シュール・アイ/Mareul-sur-Ayに本拠を置くロジェ・プイヨン・エ・フィスは1947年から元詰めを始めたRM。メニル・シュール・オジェとアイを含む7つの村に合計7ヘクタールの畑を所有しています。1998年に父ジェームスからドメーヌを引き継いだファブリスは,ソーテルヌとシャサーニュ・モンラッシェのドメーヌで習得した小樽発酵・小樽熟成,そしてバトナージュの技術をドメーヌのシャンパーニュ造りに応用。加えて,一部の区画にバイオダイナミック農法を導入。一躍メディアの脚光を集めるようになりました。この決断は見事評価に結実。ドメーヌは,2007年版のクラスマンで初登場の栄冠に輝きました。しかも,『クラスマン』は,ロジェ・プイヨンに対し,
「新世代の個性的なシャンパーニュの造り手」
「テクスチャーと深みに満ち溢れ,非のうちどころのない
エレガントさを持ったこのキュヴェは
最高峰のシャンパーニュの中心に位置する。素晴らしい!」
と異例の賛辞を送りました。
しかし、このコメントは決して誇張ではありません。
なんと、ドメーヌのトップ・キュヴェ(フルール・ド・マイユ)は、『クラスマン』でジャック・セロスのヴァージョン・オリジナルと同じ点数をたたき出し、高く評価されました。
また、『ワイン・スペクテーター』が2007年1月15日号で行ったシャンパーニュのテイスティングでは,サロンの1996年物、ドンペリ・ロゼの1995年物を凌駕するポイントを獲得!新進気鋭の若手RMとして顔写真入りで大きく紹介されたのでした。