極められた
天然甘口ワイン

M・シャプティエ、
”テッラ・ヴィンヤ”　バニュル

M.Chapoutier
Terra Vinya 1997 Banyuls A.C

産地 ： フランス、ラングドック・ルーション地方、ACバニュル
生産者 ： M・シャプティエ社
ブドウ品種 ： グルナシュ100％
アルコール度 ： １７．５％

濃厚なガーネット色。焼いた果物のアロマやカカオの香り。甘味だけでなく、しっかりした酸味、タンニンも十分で、アルコールと甘味のバランスは完璧です。余韻は非常に長い。

　バニュルACの地は、ルーション地方でもスペイン国境にあり、なお且つ地中海に面しています。ちょうどピレネー山脈が地中海に落ち込んだ麓の一隅といったようなところです。
ブドウは完熟時に手摘みで収穫され、除梗・破砕され、醸しは１ヶ月以上の長期間行われます。香りとタンニンの抽出をより行なうため、果房の上にアルコール添加（ミタージュ）を行ない、発酵が止められたワインは、１６ヶ月間オークの樽で熟成されます。

2001/1月のテースティングセミナーでのＭ.シャプティエ氏のコメント
古生代の結晶片岩のたいへん古い土壌のグルナッシュ種100％。除梗・破砕され、醸しは1ヶ月間以上行われます。完熟果 房にアルコール添加（ミュタージュ）を行い、香りとタンニンの抽出をよりよく行う。16ヶ月間樫樽で熟成される。
過去には、非常に酸化させ過ぎていた造り方をしていました。私は片岩質土壌からくる果 実味を生かしたいと思い、酸化味を嫌いました。このワインは少量で、若く瓶詰めしています。洞窟を作って70％をここで造り、20年30年に向け子供のために造っています。19世紀、バニュルスが造られ始めた時のワインで100年経ったワインを味わった時には、その複雑味をもった味わいに驚き、素晴しい瓶熟成をしていたものです。海の側なので沃素の香りが強く後味に感じる。（バロナ）チョコレート、シガー、チーズによく合います。

（そうだ！チョコレートをご馳走になりました。）