Wine List 【 F-9569 】

ロワールの弱発泡、ペティヤン


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 ドメーヌ・ブレトン
“ ラ・ディレタント ” ペティヤン
ヴーブレィ

Catherine Breton
2003 " La Dilettante " Petillant
Vouvray AC.


産地 : フランス、ロワール地方、ヴーブレィ地区
生産者 : カトリーヌ・ブレトン
畑面積 : 1.2ha
ブドウ品種 : シェナンブラン
樹 齢 : 45年
単位収量 : 25hl/ha
2003年は猛暑だったにも関わらず、保水性のある土壌のおかげで濃縮感の高いすばらしいぶどうができた。
アルコール度:13.5%
ガス圧 : 約3.5kg/cm2
醗酵・醸造 : 稀に見るすばらしい熟度のぶどうを生かすべく、圧搾後のデブルバージュなしで仕込み。果汁を直接木樽(225L入り)に入れて約3ヶ月、天然酵母による発酵。圧搾機は柔らかな圧搾ができる「プヌマティック」方式。発酵途中でビンに詰め替え王冠をつける。ビン内で残りの発酵をさせながら9ヶ月熟成。ルミュアージュして澱をビン口に集める。デゴルジュマンをするとき、初めて澱引きする。

ぶどうの成分以外何も足さない100%ぶどうだけでできた発泡性のワイン。
発酵前半に使う樽のニュアンスは溶け込んでおり、とにかく果実のアロマが際立つ。フローラルな花に、洋ナシやりんごをつぶしたような香りが混ざり、熟して甘い感じが官能をくすぐる。口に入れるとふっくらとした泡がシュワーとはじけ、甘く厚みのある味わいが、この泡とミネラル感を伴った酸味にうまく調和している。とても奥ゆきがあって感動的な味わい。香りが豊かでこんなに美味しいとすぐ飲んでしまうワイン。

カトリーヌ・ブルトンの「ヴーヴレー・ペティヤン」の秘密
ワインがアルコール発酵途中にビン詰め。「ビン内二時発酵」用の糖分や酵母は添加しない。  →残りの発酵をビン内でさせる。→9ヶ月間地下カーヴで熟成 →シャンパンのように「ピュピトル」でルミュアージュし澱をビン口に集めて「デゴルジュマン」。ガス圧は約3.5kg/cm2。こうして、アルコール発酵中に精製される炭酸ガスがビン内でワインに溶け込む。
シャンパンとの違いは、酵母やぶどう以外の糖分を足さない点。ぶどう以外の物質を人為的に一切使わない。亜硫酸についても同様で、収穫からビン詰めまで一度も添加しないが、炭酸ガスの作用でワインは健全に保たれる。あくまでも自然に、ということ。
 
 生産者 : カトリーヌ ブルトン 
このワインは、ロワール地方・ブルグイユの自然派として名高い「ドメーヌ・ブルトン」の奥さんカトリーヌ・ブルトンさんが、両親が持つ畑の一部を使って造ったもの。栽培から醸造まで彼女本人の手で作り上げた「理想のワイン」の第一歩。
大河ロワールの中部の都市、トゥールのすぐ東側にあるヴーヴレー地区でワイン造りをする家に生まれたカトリーヌさんには、小さなころからたしなんできたワインの味が、しっかりと脳裏に焼き付いている。
夫のピエール・ブルトン氏と共同でワイン造りをしながらも、自分が思い描くワインがいつも心の内にあり、二人のワイン造りの考えが同じという訳ではなかった。ブルトン氏と結婚するまで兄・フィリップと実家の蔵で働いていたこともあるカトリーヌは、「訪ねてきたピエールと出会ったのもこの蔵。私のワイン造りの原点はここ」と言いきる。「ドメーヌ・ブルトン」は、カベルネ・フランの特徴を表現すべく長期マセラシオンさせて造る「長期熟成型」ワインなのに対し、「ディレタント」はマセラシオン・カルボニックするみずみずしくてフルーティーさいっぱいの女性らしい「しなやかでフェミニンなワイン」。「例えばピジャージュしようとしても腕力がないから強くできない。おのずとやさしいタッチのワインになる。」とカトリーヌさん。
「Dilettante」とはフランス語で「愛好家、好事家」、そして「道楽、伸び伸びと」という意味があり、ずっと抱いてきた熱い思いを掲げて「理想のワイン造り」を開始した。2002年が初ビンテージ。

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