WineList 【 F-8874 】

パリにミクロ・ワイナリー誕生
《 レ・ヴィニュロン・パリジャン 》
パリ3区で造られるワイン、日本初登場
〜 2016年に設立したパリ初の民間醸造所 〜

近年フランスで話題になっている“ミクロ・ワイナリー”。都会でワインを造る小さな醸造所だ。気軽に醸造の世界に触れられる教育的な場としても注目されている。レ・ヴィニュロン・パリジャンは有機栽培、ビオディナミで造られたローヌのブドウを、パリで醸造、瓶詰めし販売している。

設立者で生粋のパリジャンのマチューは、パリジャンにもっとワインを.近に感じてもらいたいと昨年ミクロ・ワイナリーを創設。「1960 年代までは、セーヌ河を通って樽が運ばれ、パリでネゴシアンがブレンドしていた。パリとワインには歴史がある。ワイン販売会社を経営していた頃からワイン造りをしたいと思っていたが、.好きなパリは離れたくなかったので、パリでワインを造ってしまおう!と思い.った」と話す。創設メンバーは4 人で、ローヌを中心に60 以上のドメーヌのコンサルを行う有機栽培専門家や、フィリップ・カンビがコンサルを務めるローヌのドメーヌの元オーナーが、契約農家と栽培、収穫に携わる。
ロゴにはパリの紋章を、キュヴェ名にはパリに縁のある名前をチョイス!

有機栽培、1/3を新樽熟成

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レ・ヴィニュロン・パリジャン
オスマン 2015 シラー 赤

Les Vignerons Parisiens
Haussmann Syrah 2015 Rouge


原産国・地方 : フランス、パリ
※ローヌの有機栽培のドメーヌの畑で造られるブドウを使用。
原産地呼称 : ヴァン・ド・フランス
ブドウ品種 : シラー100%
平均樹齢 : 30〜40年
テロワール : 標高350メートルの白い粘土と砂で覆われた石灰土壌。
醸造 : 28度以下で22日マセラシオン。ピジャージュとルモンタージュを交替で実施。2/3はタンクで、1/3は600Lの新樽で11ヶ月熟成。
アルコール度 : 14%
容量 : 750ml
タイプ : 赤ワイン。ミディアムフルボディ
 :  EU有機ワイン認証

深紅の強烈なローブ。黒い果実(カシスやブルーベリー)、柑橘類(グレープフルーツ)、花(スミレ)の複雑な香り。燻した香りやグリエしたノート。力強さとフィネスを備えた美しいストラクチャーが感じられる。アタックは絹のように滑らか。フレッシュさがフィネスを際立たせている。口中は非常にアロマティック。噛み応えのあるタンニンが、このワインの熟成のポテンシャルを感じさせるが、骨組みがしっかりとしていてフレッシュさもあるので今すぐにでも楽しめる。。
ワイン名は19世紀、ナポレオン時代のパリ市長でパリを整備した人物から。

 

 

 

パリジャンが立ち上げ

<設立者、販売責任者>:マチュー・ボセ(写真左):
パリで生まれ育ったが、父親がネゴシアンをしていた影響で、小さい頃からワインへの興味を持つ。自身もワイン販売会社Letikett.chを立ち上げた(2014年売却)。3人のパートナーと共に、2015年1月にレ・ヴィニュロン/で・パリジャンを設立。

<栽培責任者>:フレデリック・デュセイニュール:
リラック、シャトー・ヌフデュパプで5世代続くドメーヌを兄弟で経営していた。フィリップ・カンビがコンサルタントを勤め、世界最優秀ソムリエ(1992年)のフォルブラも参加するドメーヌ。自身のドメーヌ運営は兄に任せ、現在は独立してコンサルタントとして活動。ブルゴーニュでは、シャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェ、ドメーヌ・パラン(ポマール)、バンドールではドメーヌ・ブナン、ドメーヌ・ド・テール・ブリューヌ、スペインではサオ・デル・コステール(プリオラート)などのコンサルタントを勤めている。 レ・ヴィニュロン・パリジャンではローヌのブドウ畑でブドウの選定を行う。

<エノログ>:エマニュエル・ガニュパン:
ブルゴーニュで醸造学を学び、ビオディナミのコンサルタントとして名高い。ローヌとコルシカを中心に60のドメーヌのコンサルを行っている。 ※コンサルタントを務めているドメーヌ(一部) ローヌ→ドメーヌ・ラ・バロッシュ・エ・シャント=シガル、 ドメーヌ・ロッシュ=オドラン、ドメーヌ・ピク・バス、ドメーヌ・ラ・フロランス、 ドメーヌ・バステ、ドメーヌ・デ・リス コルシカ島→ドメーヌ・アバトゥッチ、 ドメーヌ・ヴァチェッリ、 ドメーヌ・ミュリエル・ギディチェッリ、 クロ・フォルネリ。

<経営戦略>:ミッシェル・グルペール:
プリオラートのサオ・デル・コステールでワイン造りを学んだ。

 

ブドウ畑について

ヴィニュロン・パリジャンは、ローヌの4つのドメーヌと契約している。いずれも有機栽培、もしくはビオディナミを実施している。単にブドウを購入しているだけではなく、ブドウ栽培、収穫など、ドメーヌによって20〜80%の畑仕事を一緒に行っている。収穫は手摘みで行われ、畑と選果台で2回選果。
キュヴェ“リュテス”はドメーヌ・コスト=シャブリエ/Domaine Coste-Chabrierのブドウを、“テュルビゴ”はドメーヌ・マラヴィラ/Domaine Maravilhas、その他のキュヴェはドメーヌ・コスト=ショード/Domaine Costes-Chaudeとマス・アー/Mas Artのブドウを使用している。購入するブドウの40%はビオディナミで造られる。ブドウの選定は、エノログのエマニュエル・ガニュパンと、コンサルタントのフレデリック・デュセイニュールが行う。

 

醸造ついて

南フランスで収穫したブドウは直ちに冷蔵トラックに積まれ、収穫後約14時間以内にパリまで運ばれる。朝6時頃から収穫を始め、14時に終了すると、翌朝5時にはパリに着く。トラックは8度に保たれており、到着後すぐに低温マセラシオンを始める(2015年物は発酵はローヌで始められたが、発酵を終えたのはパリ、醸造、瓶詰めもパリで行われた)。

自然酵母のみ使用。キュヴェに応じてステンレスタンク、もしくはブルゴーニュ産の樽で醸造。醸造は、エノログのエマニュエル・ガニュパン、コンサルタントのフレデリック・デュセイニュール、当主のマチューで行っている。

 

レ・ヴィニュロン・パリジャンの醸造所の大きさは130u。その内95uが醸造に使われている。また地下のカーヴは60uで、30hlのタンクが5つ、10hlのタンクが8つ、600lのフランス産オーク(ドゥミ・ミュイ)が6つ置かれている。1階の試飲スペースのすぐ奥で醸造が行われており、ガラス張りなのでいつでも中の様子が窺える。
 
醸造所では、週に1度テイスティングクラスを開講、醸造見学は10日に1度ほど企画している。比較的ワインに詳しい人や、自然派ワインに興味のある人、新し物好きが集まるとのこと。また、パリを訪れる観光客の姿もあるそう。

 
 
パリのビストロノミー、星付レストラン、おしゃれスーパーにオンリスト!
◎3ッ星 "ヤニック・アレノ"
◎老舗百貨店 "ボン・マルシェ"
◎あまりの人気に予約困難と噂のビストロノミー "フレンチー"
◎モード業界出身の女性オーナーが2015年マレ地区にオープンしたセレブスーパー"ラ・メゾン・プリソン"etc.
 
早くも新聞やテレビが注目
◎ル・パリジャン紙に掲載(2016.9.22)
◎フランスのテレビ(M6)で紹介 (2016.10.22放送)
◎名だたるレストランでソムリエを歴任した“エマニュエル・デルマス”もカーヴに足を運び、ブログで2度推薦!
◎ヴィヴル・パリ / Vivre PARIS (2016.4掲載)
◎レ・グラップ/ LES GRAPPES(2016.9掲載)

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