パリジャンが立ち上げ
<設立者、販売責任者>:マチュー・ボセ(写真左):
パリで生まれ育ったが、父親がネゴシアンをしていた影響で、小さい頃からワインへの興味を持つ。自身もワイン販売会社Letikett.chを立ち上げた(2014年売却)。3人のパートナーと共に、2015年1月にレ・ヴィニュロン/で・パリジャンを設立。
<栽培責任者>:フレデリック・デュセイニュール:
リラック、シャトー・ヌフデュパプで5世代続くドメーヌを兄弟で経営していた。フィリップ・カンビがコンサルタントを勤め、世界最優秀ソムリエ(1992年)のフォルブラも参加するドメーヌ。自身のドメーヌ運営は兄に任せ、現在は独立してコンサルタントとして活動。ブルゴーニュでは、シャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェ、ドメーヌ・パラン(ポマール)、バンドールではドメーヌ・ブナン、ドメーヌ・ド・テール・ブリューヌ、スペインではサオ・デル・コステール(プリオラート)などのコンサルタントを勤めている。
レ・ヴィニュロン・パリジャンではローヌのブドウ畑でブドウの選定を行う。
<エノログ>:エマニュエル・ガニュパン:
ブルゴーニュで醸造学を学び、ビオディナミのコンサルタントとして名高い。ローヌとコルシカを中心に60のドメーヌのコンサルを行っている。
※コンサルタントを務めているドメーヌ(一部)
ローヌ→ドメーヌ・ラ・バロッシュ・エ・シャント=シガル、
ドメーヌ・ロッシュ=オドラン、ドメーヌ・ピク・バス、ドメーヌ・ラ・フロランス、
ドメーヌ・バステ、ドメーヌ・デ・リス
コルシカ島→ドメーヌ・アバトゥッチ、
ドメーヌ・ヴァチェッリ、
ドメーヌ・ミュリエル・ギディチェッリ、
クロ・フォルネリ。
<経営戦略>:ミッシェル・グルペール:
プリオラートのサオ・デル・コステールでワイン造りを学んだ。
ブドウ畑について
ヴィニュロン・パリジャンは、ローヌの4つのドメーヌと契約している。いずれも有機栽培、もしくはビオディナミを実施している。単にブドウを購入しているだけではなく、ブドウ栽培、収穫など、ドメーヌによって20〜80%の畑仕事を一緒に行っている。収穫は手摘みで行われ、畑と選果台で2回選果。
キュヴェ“リュテス”はドメーヌ・コスト=シャブリエ/Domaine
Coste-Chabrierのブドウを、“テュルビゴ”はドメーヌ・マラヴィラ/Domaine
Maravilhas、その他のキュヴェはドメーヌ・コスト=ショード/Domaine
Costes-Chaudeとマス・アー/Mas
Artのブドウを使用している。購入するブドウの40%はビオディナミで造られる。ブドウの選定は、エノログのエマニュエル・ガニュパンと、コンサルタントのフレデリック・デュセイニュールが行う。
醸造ついて
南フランスで収穫したブドウは直ちに冷蔵トラックに積まれ、収穫後約14時間以内にパリまで運ばれる。朝6時頃から収穫を始め、14時に終了すると、翌朝5時にはパリに着く。トラックは8度に保たれており、到着後すぐに低温マセラシオンを始める(2015年物は発酵はローヌで始められたが、発酵を終えたのはパリ、醸造、瓶詰めもパリで行われた)。
自然酵母のみ使用。キュヴェに応じてステンレスタンク、もしくはブルゴーニュ産の樽で醸造。醸造は、エノログのエマニュエル・ガニュパン、コンサルタントのフレデリック・デュセイニュール、当主のマチューで行っている。
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