Wine List 【 F-8779 】

ワインコンテストで
あのペトリュスと最後まで覇を争った!
「天才」カリーユ氏が造るメルロ100%のワイン


プピーユ、 コート・ド・カスティヨン 赤
Poupille 2016 Castillon A.C

産国

フランス、ボルドー地方

産地呼称

コート・ド・カスティヨンA.O.C.

生産者

シャトー プピーユ(オーナー:フィリップ・カリーユ)

品種

メルロ 100%

平均樹齢

約35年

栽培面積

約15ha

単位収獲量

40hl/ha

醸造

セメントタンク醗酵。MFLはステンテスタンク。フレンチオーク樽熟成25ヶ月(225L、新樽比率60%、残りは1年使用樽)。さらにブレンドのためステンレスタンクで6ヶ月の熟成。

アルコール度

14.5%

容量

750 ml

年間生産本数

45,000本

タイプ

赤ワイン。フルボディ

ビオロジック、EU有機ワイン認証

サービス

15℃〜18℃。 now 〜 2035

保存方法

保存する場合は紫外線を避け、冷暗所に。

ヴィンテージ

2016

インポーター

モトックス ( 4997678154011 )

凝縮した深いダークレッド。完熟した黒果実のアロマに石灰を思わせるミネラルの香り。オーク由来のトースト香はよく溶け込んでいる。特筆すべきは味わいの繊細さで、凝縮した果実とバランスのとれたミネラル、力強い骨格と緻密なタンニン。余韻には果実のフレッシュさが感じられる。素晴らしいバランスのとれた、ストラクチャーのしっかりしたヴィンテージになった。
「あー旨い!」口に含んだ瞬間、冷静さを失ってしまいました。えーと色は?香りは・・・? すっかり忘れています! 期待を遥かに上回るおいしさに、何度も試飲して・・、というより「お代わり」をしたようでした。メルロの凝縮した甘くなめらかなアロマがギッシリと詰まっている・・・。それくらいしか、言い様がありません。
(2005/10/05インポーターの試飲会で2002vntを試飲)
フランスワインの12ヶ月」の中でのコメントでは、フィリップ・カリーユ氏は「一種の天才」らしい。20歳半ばから手がけたプピーユは、92年にオランダで行われたワインコンテストで、あのペトリュスと決勝まで争ったり、ゴーミヨー誌の「消費者が選ぶお買得ボルドーコンテスト」で1位になった。と、華々しいデビューにより「シンデレラワイン」と称されるワインです。

 

 

■ オクソライン
樽での熟成中、底に溜まった澱(オリ)から複雑味を引き出すために一般的には「バトナージュ」という作業が行われます。これは蓋を開けて少しだけワインを抜き取り、櫂を入れて攪拌するというものですが、酸化のリスクがありバクテリアなどの混入のリスクがある為、酸化防止剤(あるいは抗菌剤)として亜硫酸塩を多く必要とします。できるだけ自然な(添加物の少ない)ワインを造るべくプピーユでは、「オクソライン」と呼ばれる回転式樽ラックを採用しています。

「オクソライン」とは、滑車のついたスチールラックのこと。この滑車のおかげで、ワインが入った状態でも樽を回転させることができます。ヴィンテージにもよりますが、通常熟成期間の最初の3カ月間、週に2回、一度180度回転させてから元に戻すという作業を行います。こうすることによって蓋を開けることなく澱がワインの中で舞い、ワインを不必要に酸化させることなく、つまり亜硫酸の使用をぐっと抑えた状態で、澱の旨味、福雑味をワインに与えることができます。
 
シャトーは、 カスティヨンの北西に位置し、サン・テミリオンから尾根がつながっている丘陵地帯の一角にあります。岩盤はサン・テミリオンからつながった石灰層で、その上に粘土層が覆っている、地質学的にはサン・テミリオンと同じ土壌です。コート・ド・カスティヨンは、いわゆる「ボルドー右岸」と括られる地域に含まれるわけで、各シャトーやエノロゴがこぞって力を注ぎ始めており、先進のボルドーと言った地域です。
 

オーナー:フィリップ・カリーユ氏  :

カリーユ家はサン・テミリオンを拠点に、1790年にはワイン造りを始めていました。
現オーナー、フィリップ・カリーユ氏は、若い時からその実力を発揮し、ギリシャや南アフリカといった各地で醸造技術者として請われ、海外のワイナリーでも活躍してきました。
その彼が一族のシャトーを継いだことで、シャトーは大きく向上。より自然な栽培方法、より厳格な収穫時の選別、樽熟成中に澱とワインが均一に接触する為の回転式樽ラックの導入…など、不断の改革を進め、年々その品質を向上させています。

インポーターのコメント:
先日プピーユのオーナー、カリーユ氏自らが、サンプルを持って弊社のオフィスに来てくれました。持参してくれた新ヴィンテージ、2001年を試飲して、私達スタッフもその品質に納得!
その時2000年とも比較試飲をしたのですが、2000年も良い出来とはいえ、2001年の方がバランスが良く、今飲んで楽しめるスタイルになっていました!カリーユ氏によると、2001年も気候的に恵まれ、更に厳しい選別をした為、よりエレガントな仕上がりになっているとの事でした。


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