Wine List 【 F-8553_10 】
コート・デ・ブランのアヴィーズ村に本拠を構えるピエール・カロ。 ボランジェにブドウを提供している知る人ぞ知るレコルタン。 アヴィーズ,クラマン,シュイイ,グローヴの4つの村に合計7.25ヘクタールの畑を所有しているが,そのうちの2.25ヘクタールで栽培するブドウはすべてボランジェによって購入されている。 また,ボランジェがアヴィーズ村に所有する0.6ヘクタールの区画の栽培も小作契約で任されているレコルタンでもある。
カロの造るブドウはボランジェも惚れ込むほど,極めてクオリティの高いものなのだ。しかし,カロは自身のドメーヌ・シャンパーニュでも高い評価を得ている。 『アシェット』には毎年掲載される常連でもあるし,『メイユール・ヴァン・ド・フランス』においては,「クリュッグ・スタイルの熟成に値するシャンパーニュ!」とまでコメントされているほどだ。 コート・デ・ブランのシャルドネを主体に,安定感抜群でフィネスとエレガントさを兼ね備えたカロのシャンパーニュは,ドメーヌの元詰めシャンパーニュの年間総生産量は4万本前後しか造られないこともあり,毎年フランス国内の昔からの顧客を中心に直販され,国外に輸出されるのはごくわずか。
アヴィーズ村に存在する0.4ヘクタールのリュー・ディ“レ・ザヴァ Les Avats”で栽培された1952年植樹のヴィエイユ・ヴィーニュのシャルドネ100%から造られたミレジメ物。 シュール・リーの状態で8ヶ月間熟成。マロラクティック発酵実施後,瓶内二次発酵と熟成を行う。マロラクティック発酵実施後,瓶内二次発酵と熟成(76ヶ月)。
2010ヴィンテージよりラベルが変更 鳥、蝶、鹿などとブドウの木が共に描かれたラベル。自然との調和の中でワイン造りを続けるカロからメッセージが込められています。
カロ家の祖先,ルイ・カロ/Louis CALLOTがアヴィーズに定住したのは1780年頃のこと。そして,その息子がアヴィーズ村に最初のブドウ畑を購入,畑は代々家族で受け継がれてきた。その後,1860年に生まれたオーギュスト=ルイ/August-Louisがドメーヌで初めて醸造を行う一方,メゾン・ロデレールの醸造も手掛けていたという。 1971年,カロ家はメゾン・エイドシックがアヴィーズ村に所有していた畑と醸造所,セラーを買い取り,ネゴシアンに提供するブドウの圧搾を開始した。 1985年にドメーヌ・ピエール・カロを設立し,元詰めシャンパーニュの醸造に着手した。1987年には,醸造学の免状を取得後,ボルドーやシャンパーニュのテタンジェ,ヴランケンなどで働いていたティエリー/Thierryがドメーヌに参画し,1996年にドメーヌの当主に就任した。 現在,ドメーヌは7.25ヘクタールの畑を所有。栽培は環境に配慮したリュット・レゾネを実践しており,土も耕耘している。その他,年間を通じて行われる畑での作業のすべてが手作業で行われ,ブドウも丹念に手摘みで収穫している。所有する畑で栽培されるブドウのうち,5ヘクタールで収穫したブドウのみがドメーヌのシャンパーニュの醸造に使われ,既述の通り,2.25ヘクタールで栽培されるブドウは,すべてボランジェが購入している。
● F-8550 ブラン・ド・ブラン “ブリュット” グラン・クリュ
● F-8554 ピエール・カロ、グローヴ・レゼルヴ “ブリュット” プルミエ・クリュ
● F-8552 ピエール・カロ、ロゼ ブリュット プルミエ・クリュ
● F-8553_11 ピエール、カロ、ブリュット ミレジメ2011 ヴィーニュ・アンシエンヌ アヴィーズ グラン・クリュ
● F-8556 ピエール・カロ、“レ・シェーヌ” EXブリュット グラン・クリュ
● F-8557 ピエール・カロ、“レ・シェーヌ” EXブリュット グラン・クリュ
● F-8555 ピエール・カロ、クロ・ジャカン ブリュット グラン・クリュ