Wine List 【 F-767 】

100年前の造りといわれるスタイルは
ナチュラルなエレガンス




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ピエール&ジャン・バプティスト ルブルイユ
ドメーヌ・レ・ゲトット
“レ・グラン・レアー”
サヴァニー・レ・ボーヌ

Pierre et Jean-Baptist Lebreuil
Domaine les Guettottes
" Les Grands Liards " 1999
Savigny-les-Beaune A.C

産地 : フランス、ブルゴーニュ地方
格付け: サヴァニー・レ・ボーヌA.O.C
生産者 : Dm.レ・ゲトット
(ピエール・エ・ジャン・バブティスト・ルブルイユ)
品種 : ピノ・ノワール 
アルコール度 : 13.0%

醸造方法を簡潔に述べると、過剰な抽出などを行わず補糖や補酸を拒否する。 新樽の使用率は低く、熟成期間中での澱引き回数が少ないことであるが、その結果としてビン詰め当初は硬く閉じこもっており、開くまでに時間を要する長期熟成型のワインに仕上がる。基本的にワインに対しては特に何もしない、その代わりに畑仕事は入念に行うことが彼らの信条である。
父親のピエールは、「息子のジャンにルブルイユ家の造りを十分に仕込んだから安心してくれ!」と語るのだが、とにかくワインのスタイルは一貫して地味である。 ルブルイユ家のワインは約100年前のスタイルであるとのこと。

100%除梗した後、コンクリートのキューヴに入れ3〜4日間の低温マセラシオン。8〜10日程度のアルコール発酵。2〜3日の澱下げの後に澄んだ部分だけを樽に移す。12〜14ヶ月の熟成期間中は1〜2回の澱引きを行い、ビン詰め前に清澄を行うがフィルターはかけない。

 

 ドメーヌ・レ・ゲットットはブルゴーニュの典型的なメゾン・ブルジョワのドメーヌですが、このドメーヌナはルブルイユ家の家の裏側に広がる畑の名前が「レ・ゲットット」でそれにちなんだものです。
1935年にポール・ルブルイユ氏とその妻が祖母の畑を継いでから始まったドメーヌですが、当時ワインは樽で売買されていて、ネゴシアンによって生活が成り立っていました。
1958年ポール氏の息子のピエール・ルブルイユ氏がドメーヌに入り、家族経営のドメーヌとなり、ピエール氏はボーヌ農業学校にて、剪定、接木の方法、土の手入れ、醸造学などを詳しく学びました。この頃は本当に小さなドメーヌであった為、他の生産者へも手伝いに行って生活を支えていたほどでした。1965年、徴兵から帰ったピエール氏はシャンボール・ミュズニーの生産者の娘オディル・シャルロットさんと結婚し、フェルマージュを始め、アペラシオン、ヴィラージュ、1級を合わせて7haにまでなり、1999年には息子のジャンバティスト氏がボーヌの醸造学校を卒業し、ドメーヌに入りました。

ピエールは本当に頑固者で、彼にまつわる話は沢山ある。
その一つが1977年から始めた開墾が終了してブドウの木を植え終わるのに実に7年を費やしたオート・コート・ド・ボーヌの畑の話で、全くの原生林をチェーンソーで1本ずつ木を切り出し、畑から出てくる大きな石を運び出しては山道に敷き詰めて道を作りながらブドウ畑を開墾したらしい。当然ながら、周囲から「ヤツは気が狂った!」と噂された。しかし今ではこの畑から素晴らしいオート・コート・ド・ボーヌの赤が生まれ、皆から愛されている。
息子=現当主ジャン・バティストも同じで、「色が濃く、アタックの強いワインを何故造ろうとしないんだ?と皆が聞くけれど繊細でエレガンスのあるスタイルが僕の目指しているものなんだ。黒くパワフルなピノ・ノワールなんて考えられない。」
27才である彼が造るワインには、「そこにあるべきもの」の全てが備わっているとは、言えないかも知れない。しかし、受け継いでから3年目でしかないことも事実であるし、何と言ってもこのワインには「不要なもの」はほとんどない、と我々は感じている。しかしジャン・バティストは必ず成し遂げることができる人物であると信じる。彼の体には父ピエールの血が流れているのだから。(インポーター・リリースシトより)


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